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かいじゅうたちのいるところ
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コメント・書評 |
愛に飢える8歳男子マックス
kumataro
Aug 10, 2010 8:34:14 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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かいじゅうたちのいるところ デイヴ・エガーズ 小田島恒志・小田島則子訳 河出書房新社
かいじゅうたちの名前は、アイラ、アレクサンダー、ブル、キャサリン、ダグラス、キャロル、ジュディスです。 主人公は8歳の男の子で、マックス。彼はやんちゃで乱暴者です。マックスのパパは単身赴任で遠くにいて、マックスはなかなかパパに会えないけれどパパが大好きです。でもママには彼氏がいて、ママは浮気をしています。マックスの年(とし)が離れたお姉さんである高校1年生のクレアは、友だちづきあいに(たぶん男関係)に忙しく、8歳のマックスの相手などしてくれません。さらにとっても悲しいことに、マックスのパパにも女がいるようです。そんなこんなで、マックスは心に問題を抱えています。でもこの本は子どもさん向けなのです。漢字に全部ふりがながふってあります。 文章は、躍動感にあふれています。日本語で書かれていますが、英語を読んでいるリズムがあります。マックスは、家族に愛されたい。マックスは、パパとママと姉に愛情をふりそそいでほしい。とくに姿無きパパの存在は大きい。 かいじゅうくんたちは、98ページになってようやくその姿を見せてくれます。記述に感心しました。おとなが描いたおとなの頭脳の中の世界ではなく、8歳の男児の頭脳の中にある世界で書いてあります。たいしたものです。 マックスのパパに対する愛情は強いけれど、家族のうちで最大の裏切り者はパパだと思うのです。パパは家族の責任者の役割を果たしていません。
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