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風をおいかけて、海へ!
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コメント・書評 |
おとうさんとの思い出
kumataro
Apr 10, 2010 1:19:33 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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風を追いかけて、海へ 高森千穂 国土社
タイトル「風を追いかけて」の風は、亡くなったおとうさんとの思い出を指します。4年1組水原一樹くんは、神奈川県の川崎市から江ノ島まで、小さな頃に亡くなったおとうさんと一緒に鎌倉の海で写った写真をもって、自転車で撮影地となった海岸を目指します。彼につきあってくれるのが、同級生の新城拓人くんです。 徒歩で旅する人、車やバイクを使う人、鉄道に乗る人、ひとはさまざまな手段で旅を続けます。この本には、父親についてのありかたとか思い出が詰まっています。また、親が読むと、親はこどもに対して、こどもが望む快適な環境をなかなか提供できないという思いにかられます。 この本には、さまざまな視点から見た現代のこどもたちが置かれている環境が列挙してあります。共働き家庭の子どもの孤独、他人を見たら不審者と疑えという人間不信、不十分な食生活、「友だち未満」と形容される中途半端な友人関係、登場人物のこどもたちふたりは、海をみたい。ひとはなぜ、海を見たくなるのだろう。 未知のことを知りたいという好奇心と冒険心があります。目的を達成するために距離を測り、速度から所要時間を計算する。勉強することの意味がさりげなくストーリーに織り込まれています。 最後には、大人らしい大人がいなくなったと感じました。
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