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時には昔の話を

時には昔の話を(徳間書店) 宮崎 駿著
加藤 登紀子著
税込価格: ¥2,625 (本体 : ¥2,500)
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出版 : 徳間書店
サイズ : 22cm / 98p
ISBN : 4-19-554946-9
発行年月 : 1992.8
利用対象 : 一般

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コメント・書評

映画を補完する本として、こんなの見たことないでしょう
みなとかずあき
Mar 7, 2010 11:14:48 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

映画『紅の豚』が公開された当時に刊行されたものだ。
映画の主題歌と登場人物の1人・ジーナの声を担当した加藤登紀子と、映画の脚本・監督の宮崎駿がコラボレートした、その名も「中年の絵本」だ。
2人とも戦時中の生まれと言う同世代で、映画公開頃に50代となったばかりというところだ。
加藤登紀子の詩と映画の中で使われた歌、そして映画の音楽作りのヒントとして宮崎駿が久石譲に手渡したという詩が6編。さらに映画のエンディング用に宮崎駿が描き下ろしたイラストに、2人の対談が収められている。
個人的な趣味から言えば、宮崎駿のイラストがカラーで収められているのが一番うれしい。アニメーションとして描かれた絵にも魅力はあるのだけれど、そうでないイラストも宮崎独特のタッチで描かれていて一幅の絵として楽しめる。そんなイラストがページをめくる毎に現れるのだから、それだけで十分とも言える。
詩は、『紅の豚』の世界を彷彿とさせるもの(宮崎駿の詩はそう思わせて当然なのだけれど)が並んでいるようにみえる。
最近にはめずらしい箱付きハードカバーで、ハトロン紙もかけられているというところが、また大人の雰囲気を味あわせてくれるとでも言えるか。
装丁も赤と黒を基調にしていて、一見目立たなさそうだけれど重みを感じさせてくれて、これもまた大人の本という印象を強くさせる。
映画『紅の豚』がジブリ作品の中でもやや特異な大人の雰囲気を漂わせる映画だったが、その雰囲気をもっと具体的に手にとってわかるようにしたのがこの本だとも言えるだろう。
多分に映画の宣伝というか便乗商法の1つだったのだろうが、そんなものでもこんな本を作り上げてしまうというところが、スタジオジブリのすごいところだと言える。
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