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徒然王子
第2部
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コメント・書評 |
全2部に纏めてしまうのはもったい内容に思えます
みなとかずあき
Jan 10, 2010 3:26:24 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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第一部を読み終わった時に「最終的にどのあたりに話が纏まっていくのかわからないけれども、今の日本とこれからを考えていく手立てとして、ぜひとも完結まで読み進みたい」「語ろうとしているのはこの日本の歴史そのもののようだ」と期待して続きを待っていたのですが、なんとこの第二部で完結だということです。「ブンゴー渾身の大作」とまで呼ぶのならば、せめて5部作とかそんなもんにしてほしかったとは思いますが、もともとこれくらいの話で留めておくつもりだったのでしょうか。 第一部の終わりで前世巡りに出ることになった主人公・テツヒトが、この第二部で巡るのは紀元前の中国から日本へ、源平合戦後の平家の落人部落、安土桃山時代、そして江戸時代でした。概ね日本の歴史を姿かたちを変えて辿ってゆき、さらに現代(近未来?)に戻り結末をつけるということになります。その時代時代の物語はそれなりに面白く、しかしやや淡々としたところもあり、もっと描きこんでゆけば全6部作の、それこそ「大作」になったのにとも思います。それぞれの時代にテツヒトの魂(?)が蘇り、時代の流れの中で翻弄されていったりしていく様と、そこで遂げられなかった思いが連綿と繋がっていくことを最後に知らされると、私たちがつい忘れてしまいがちなこの国の歴史とそこに連なっている今の私たちの世の中のありようとが改めて見えてくるようにも思えます。そこが、著者が狙ったところなのかもしれません。 ただ、それならば何故紀元前で、鎌倉時代で、安土桃山時代で、江戸時代なのか。選ばれた時代に何らかの意味があるのかないのか、といったところまで描き切ってもらえればもっと楽しめたのかもしれません。
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