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ガリレオの苦悩

ガリレオの苦悩(文藝春秋) 東野 圭吾著
税込価格: ¥1,600 (本体 : ¥1,524)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 339p
ISBN : 978-4-16-327620-5
発行年月 : 2008.10
利用対象 : 一般

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内容説明

科学を殺人の道具に使う人間は許さない、絶対に…。「悪魔の手」と名乗る者から、警察と湯川に挑戦状が届く。事故に見せかけて殺人を犯す彼に、天才科学者・湯川が立ち向かう。5作品を収録した「ガリレオ」論理の短篇。

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コメント・書評

ガリレオは苦悩などしていない。
kumataro
Dec 16, 2009 8:55:32 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

ガリレオの苦悩 東野圭吾 文藝春秋

 短編集です。主人公である物理学者の帝都大学湯川准教授は作者自身なのでしょう。タイトルにある「苦悩」の様子は作中にはありません。
「落下る(おちる)」飛び降り自殺をした女性の謎解きです。読みながらまっさきに考えたのは犯人の動機です。科学だけではなく、人間の心模様も描かれています。
「操縦る(あやつる)」家族というものは美しいものではないとか、草薙(くさなぎ)刑事の必要以上に働きたくないという本音がいい。
「密室る(とじる)」「指標す(しめす)」このシリーズの成り立ちについて考えました。雑誌掲載のための小編ということになります。ドラマ化まで意識してあるのかまではわかりません。同作者の「白夜行」とか「幻夜」という長編に通じる物語の展開と内容がみられます。本当の悪党とは、犯人ではなく、犯人になるように犯人を追い込んだ人間なのです。
「攪乱す(みだす)」つながりについて考えました。つながろうとするとつながりができる。つながらないようにすればつながりは生まれてこない。だけど、つながらなければ、物語は発生しない。
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