コメント・書評 |
死してなお残る想いのそれぞれ
くまくま
Dec 16, 2009 2:48:05 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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「陰陽ノ京」のスピンオフ作品なので、慶滋保胤は最後の方でチラリと顔を見せる程度、伯家時継にいたっては名前が挙がるくらいのもの。本作の主人公は、保胤と同年の甥である賀茂光栄、そして陰陽生の住吉兼良である。 安倍吉平が佐伯貴年と夜釣りに行った帰り道で偶然見つけた、左大臣藤原実頼を害するための呪符。陰陽頭である賀茂保憲は、これをきっかけとした政変を防ぐために、光栄を護衛に遣わす。彼が訪れる先で見たのは、実頼を護るために鬼と戦う、異国の血を引く女性だった。
本編に比べて、貴族の世界に近い話になっている。その分、自由度は低くなりそうなのだが、光栄が奔放な性格なので、堅苦しさはあまり感じない。また、ちまちました謀略的な部分を嫌う彼の性格を、兼良が補っている感じがする。 鬼に襲われる貴人と二人の女性、そして過去の戦乱などが絡み、しっとりとした物語になっている。 |
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