おつきさまのやくそく のお求めはビーケーワンで。2/29まで全品国内送料無料。 

bk1 オンライン書店ビーケーワン

送料無料キャンペーン10,000円以上(税抜)、30,000円以上(税抜)、50,000円以上(税抜)購入でもれなくポイント進呈!寄付コースもあります

> トップ商品詳細 > 書評詳細

-

おつきさまのやくそく

おつきさまのやくそく(講談社) いとう ひろし著
税込価格: ¥1,155 (本体 : ¥1,100)
bk1ポイント倶楽部P 11ポイント(1%進呈)
国内送料無料でお届けできます
出版 : 講談社
サイズ : 20cm / 71p
ISBN : 978-4-06-215267-9
発行年月 : 2009.2
利用対象 : 小学生

出荷可能時間: 取り寄せ

(?) 出荷までに要する日数について
(?) 配達方法について
-
-
この本を 冊買う



10冊以上買う
(?) お困りの方
-
-
在庫切れ等により、
手配できない場合がございます

内容説明

お父さんの帰りが遅くなった夜、おつきさまがぼくのところに遊びに来てくれた。おつきさまとぼくは、一緒にトランプをしたり、かくれんぼをしたり…。おつきさまと子どもの心温まる物語。

ソーシャルブックマーク


JavaScriptがオフの場合にはご利用いただけません。
(SBMって?)

コメント・書評

スキンシップ
kumataro
Oct 17, 2009 10:03:46 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

おつきさまのやくそく いとうひろし 講談社

 今はもう亡くなったフォークシンガー河島英五さんの「生きてりゃいいさ」という歌がこの本の読み始めに頭の中を流れてきました。15分間もあれば読み終えてしまう小学校3・4年生向けの物語です。学校の読書感想文を書くに当たって、どの本がいいか迷っておられるようでしたらお勧めの1冊です。
 父子家庭でいつもお留守番をしている7歳ぐらいのさびしそうな「ぼく」が主人公です。おつきさまは「ぼく」に何を約束してくれるのだろう。ママがいない理由は離別なのか死別なのか、最後まで語られません。クレーター(火山の火口のような穴)でぼこぼこのおつきさまのお顔は、間寛平(はざまかんぺい)さんのようで、見ていると自然に笑顔になれます。おつきさまは、侵入者であり泥棒ではなかろうか。そんな心配をよそに、「ぼく」と「おつきさま」とのやりとりにしみじみとしてきて、涙がにじみそうになります。優れた作品です。言葉あそびやアイデアの発想などが楽しい。おつきさまは、指導者ではなく、「ぼく」の弟のようです。
 仕事で家にいないお父さんが交通事故に遭って、おつきさまになって、「ぼく」に最後のあいさつをしにきたのだろうかと勘ぐりました。作者はこれからこの物語をどう運んでゆくのだろう。落語を聞いているようでもあります。
 片親家庭の淋しさはひしひしと伝わってきます。子育ての場面では、幾度もこどもに対して「かわいそう」という言葉が登場します。子育てを終えた自分がふりかえってみると本当にかわいそうだった回数は、とても少なかった。大げさにかわいそうと考えすぎた。甘やかせば、厳しい世の中を生き抜いていくことができない人間になってしまいます。こどものときのかわいそうは、かわいそうだけで、すまされますが、おとなになってからのかわいそうは手遅れなときもあります。人を見て、生まれるところからやりなおしたほうがいいと思うこともありました。
 淋しさを克服するために夢をもつ。親子にとって大切なスキンシップをもつ。伝承していく。この物語は上手にできあがっています。
 偶然ですが、この家族と似たような設定の本を同時期に読んでいました。「左岸」江國香織著では、大学教授の10代の息子が自殺して、両親は離婚してしまいます。「悲しい本」マイケル・ローゼン作では、20代の息子を交通事故で亡くして、妻とも離別したらしき男性が嘆き悲しんでいます。親子が一緒に食事をとるとか、同じ部屋で川の字になって寝るとか、そんななにげない、あるいはなんでもないことが、しあわせなのです。
この書評はいいと思った・・・
 
現在の投票 はい:3人(100%)  いいえ:0人(0%)


書評ポータル

新着書評一覧