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あかい ふうせん
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コメント・書評 |
思い出の赤い風船
kumataro
Oct 12, 2009 2:12:38 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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あかいふうせん イエラ・マリ ほるぷ出版
生まれて初めて映画を見たのは、6歳か7歳の頃でした。タイトルは「赤い風船」だったと記憶しています。映画といっても映画館で見たわけではなくて、原っぱというか広場というか、屋外でした。白い幕が張ってあって夜でした。外国映画で、自分と同じぐらいの年の男の子が赤い風船を追いかけていくのです。言葉は外国語でわからないし、字幕があったのかどうかも覚えがありません。舞台はヨーロッパでした。愛知万博のときにポーランド館で見た同国の町の風景映像に似た街並みというか屋根並みによく似ています。 そんな思い出があって、この絵本を読んでみることにしました。でも、文字はまったくありません。絵だけです。そしてわたしが幼い頃に見た映画と内容は違っていました。 なつかしいフーセンガムからスタートして、その風船の形状が変化していきます。すごい創造力です。きっとこの絵本を見るこどもさんは大喜びすることでしょう。作者の才能が開花しています。理詰めであることが特徴です。わたしは50歳になって、こういう世界があることを初めて知りました。作者はイタリア人ですが、絵本は世界中に通用する本であることがわかります。絵本は偉大です。世界中のこどもたちと母親たちが受け入れてくれます。この作品は1976年の作品ですが、2009年のいまでも通用します。 蛇足ですが、13歳か14歳の頃、浅田美代子さんという歌手というかタレントさんが「赤い風船」という歌をドラマで歌っていました。しかし、わたしの家は貧しくてテレビが無く、クラスの生徒たちが浅田美代子さんの話をしていると同じクラスの男子浅田くんの親戚の話をしているのだと思っていました。家にテレビがなかったので、いつも学校の図書館で借りた本を読んでいました。今はテレビが何台もある家に住んでいますが、ニュースや天気予報を見るだけで、やっぱり本ばかりを読んでいます。テレビは騒々しくて得るものが少ない。そして、時間がまたたく間に過ぎていきます。
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