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オバマ演説集
対訳
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コメント・書評 |
アメリカ合衆国への期待
kumataro
May 26, 2009 9:49:29 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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オバマ演説集 朝日出版社
わたしの英語力はたいしたことはありません。英検2級とTOEIC(トーイック、満点は990点)は650点程度です。39歳から9年間ほど仕事の合間に英会話学校に通いましたが、それが限界でした。もっと早く20代からでもやっておけばモノになっていたのにと後悔しています。日常会話程度ならできますが、この本に添付されていたCDのように演説とか会議の説明とかになると単語は聞き取れるものの意味をとる(理解する)ことはできません。留学とか海外で育ったとかの経験が必要になるのでしょう。 現実を的確に捉えてごまかしのない演説内容となっています。2004年の大統領選挙では、ケリー候補が民主党から立っていました。そのときにオバマ氏が応援演説をしていたことをこのCDで初めて知りました。 本音で語る。黒人父と白人母との間に生まれた。貧困生活を経験している、生活で苦労を味わっている。アメリカはひとつと訴える。わかりやすい文節を繰り返す。メッセージは明快です。 わたしがアメリカ合衆国に望むことがふたつあります。ひとつは、人類の中でアメリカ人が一番偉いと思わないでほしい、オバマ氏が平等と訴えるように、アメリカ人は世界の一員でしかないと自覚して欲しい。もうひとつは、争いごとを武力で解決しようとしないで欲しい。 彼が来日するときに迎える日本の総理大臣はどなたになるのでしょう。日本も転換期が近づいてきているようです。オバマ氏は祖父母から始まって、両親、妻子も巻き込んで選挙戦を戦ってきました。彼は神を中心に置き、平等と権利と自由を訴えています。貧困な庶民の小さな話題が次々と登場します。底辺の生活が向上すればおのずと中産階級の生活もよくなる。それは障害者の暮らしやすい街をつくれば、病人やお年寄りも暮らしやすくなるということとあい通じています。 大統領の受諾演説では、今までの8年間よりもこれからは良くなると言い切っています。それは「希望」を象徴するメッセージです。彼をアメリカ大統領に押し上げたのは巨大な数の力です。内需拡大のための減税を行う。10年後には、中東への石油依存をやめる。それはエネルギーの転換を意味します。しばらく前から、車が売れない現象が続いています。今は、環境に負荷をかけない格安の車を売り出すチャンスです。彼は、イラクからは撤退すると述べています。演説の中にゲイが登場するのは外国ならではの表現です。勝利は自分のためのものではなく、あなたがたのためのものですと言ってくれるのは、選挙民にとってはうれしい応援と感謝です。アメリカ国民は彼に自分に利益をもたらしてくれるという希望を委託しました。アメリカ合衆国大統領は世界の支配者ではなく、アメリカ合衆国国民の税金を預かって、国民のために運用することを委託された人になったのです。
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