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魔法!魔法!魔法!
ダイアナ・ウィン・ジョーンズ短編集
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コメント・書評 |
一風変わったジョーンズ作品はいかが?
YO-SHI
Sep 22, 2008 3:12:45 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ダイアナ・ウィン・ジョーンズの短編集。10ページから50ページぐらいまでの短編18編が収められている。ジョーンズの短編は珍しい。国内では短編集がもう1冊、クレストマンシーシリーズの外伝「魔法がいっぱい」が出ているくらいではないか?
18編もあるので、正直に言って面白くないものや退屈なものもあった。楽しめたものをいくつか紹介する。 まずは、一番最初の「ビー叔母さんとお出かけ」。ビー叔母さんは、車で送って欲しい時には「わざわざ車で送ってくれなくてもいいのよ」と言う(ジョーンズの他の作品にもこんなおばさんが登場する。モデルがいるのではないかと思う)。自分中心の行いが災いして、周り中に迷惑を撒き散らして、何故かロンドンからバハマに言ってしまう。そこから電話をかけていった一言とは...」 そして、最後の「ちびネコ姫トゥーランドット」。トゥーランドットとは、オペラに登場する姫の名前にちなんで、ネコに付けた名前。白、黒、銀、茶、赤...と色んな色の斑点がある猫で「ドット(点)」という名前になりそうなところ、それではつまらないというので「トゥーラン「ドット」」。なんとダジャレだ。このトゥーランドットたち7匹のネコと魔物の対決のお話だ。
収録された多くの作品に共通して登場するのは、とてつもなくイヤな人。自分勝手で傲慢、他人に指図ばかりしているような人(ビー叔母さんのように?)。そんな人が、自分の家にやってくる。一緒に暮らさないといけない..。そんな、状況でたくましく立ち向かう子どもたちの話がたくさん読める。
それから「面白くない話もある」と上に書いたが、ちょっと見方を変えると、そういう作品でも興味深くもある。収録されている短編の中には、SFやホラー、民話っぽいものから自叙伝まで、普段のファンタジーとはかなり色合いが違った作品が結構な数ある。 もし、ジョーンズがSFを書いたら?ホラーを書いたら?という想像は楽しいかもしれない。結果の良し悪しはどうであれ、本書ではそれを読むことができる。私は、SFっぽい作品に星新一さんのショーショートに通じるオチを発見して、大いに楽しんだ。 |
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