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宮部みゆき
はじめての文学
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コメント・書評 |
作家入門にぴったり!大人も楽しめるみごとなミステリー集。
うっちー
Aug 9, 2008 11:51:53 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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当代一流の売れっ子作家たちの作品を、若い読者(小・中学生)に向けて届けよう、というこのシリーズ。それぞれの作家が、「小中学生に読んでもらえるなら、これ」と自選するというのがおもしろい。作家がどう思って選んだか、その選択のあり方、方針にも興味津々。 宮部みゆきは、「主要な登場人物たちが少年少女であるということだけを条件にして」作品を選んだと書いている。時代が違っても、「この主人公は、あたしに似てる」「同じようなことで悩んでる」と感じ、心を動かしてくれるのではないかと思ってのことだ、と言う。ま、妥当な線だな、と納得。 そうして選ばれた作品(カッコ内は、底本)は、「心とろかすような」(『心とろかすような――マサの事件簿』創元推理文庫)、「朽ちていくまで」(『鳩笛草――燔祭/朽ちてゆくまで』光文社文庫)、「馬鹿囃子」(『本所深川ふしぎ草子』新潮文庫)、「砂村新田」(『堪忍箱』新潮文庫)である。 どれもミステリー色のある、みごとな中・短編。あとの2作品は、時代物なので、ある程度の下地がないと子どもには難しいかなとは思う。けれど、こういう作品で時代物に出会うのは、なかなかいいものだ。悪くない。 どの作品も読んだことのあるものばかりだったが、さすがうまいな、いいなぁと楽しめた。字の大きさもちょうどいいし、大人が作家入門編として読んでもおもしろい。 それにしても、このあまりにシンプルな装丁は、どうなんだろう。白地に大きなマルひとつ。ちなみに、マルの色は、宮部みゆきは橙色、川上弘美は黄色、村上龍は水色、重松清は青、浅田次郎は緑などで、並べてみればきれいなのかな? でも、とうてい若者向けとは思えないのだけれど‥。
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