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かえるのじいさまとあめんぼおはな
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コメント・書評 |
かえるのじいいさまの懊悩と優しさが心憎い
うっちー
Jul 8, 2008 11:59:15 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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動いているものは食べてしまう、かえるのじいさま。その生きていく本能で、思わずあめんぼを食べてしまったために、とんでもないことに‥。 飲みこんでしまう前に、あのあめんぼ夫婦は、なにやら言っていたな、とじいさまは、気になってはいたが、なんと、その夫婦の娘のおはながやってきた。おはなは、言うのだ。「両親に会わせて」と。 おはなとて、喰う、喰われるの関係はわかっているので、涙はこぼしても、けっして恨みはしない。ただ、口の中をのぞいて、両親に別れを告げるのみ。「おはなは、元気に生きていくから」と。 かえるのじいさまは、食べたくもなかった、にがいだけで、おいしくもないあめんぼ。でも、おはなには、「おいしかった」といい、おはなを見ても、つい本能でよだれがたれてしまい、口に入れそうになるのを、ぐっとこらえる。この、人情味! ほんの小さなできごと、出会いの中にも、その「人(?)となり」は、出てしまうのだなぁ。かえるのじいさまの、すべてを受け入れ「まいったなぁ」と思いつつ見せる思いやり、あめんぼおはなのまっすぐなけなげさ! かえるのじいさまのぼやきに共感し、いやぁ、いいお話だなぁとしみじみ、うなずいた。 大胆で、大らかな筆のタッチが、この茫洋として、心優しい昔話風のお話にぴったり。ゆったりと読み聞かせしてあげたい絵本だ。
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