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らも
中島らもとの三十五年

らも(集英社) 中島 美代子著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
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出版 : 集英社
サイズ : 20cm / 201,4p
ISBN : 978-4-08-775381-3
発行年月 : 2007.7
利用対象 : 一般

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内容説明

2004年7月26日、泥酔して階段から転落し、外傷性脳内血腫により52歳で急逝した中島らも。作家、ミュージシャン、役者と多彩な顔をもつ天才と半生をともに生きた妻が初めて語る、真実の「中島らも」。

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コメント・書評

中島らも、なぜ、そんなに壊れなきゃいけなかったの?
うっちー
Apr 15, 2008 10:04:52 PM
評価 ( マーク )
★★★

  中島らもの書くものが好きだった。しかし、彼の生活や日常が、ここまで破滅的であったとは‥。シンナー、睡眠薬、酒、暴力、セックス‥。
 著者は、らもの妻である美代子さん。ふたりの出会いから最後の日までが綴られているが、ここまで正直にあっけらかんと書けるのかと驚いた。らもとのすさまじい日常、葛藤。貫かれているのは、らもへの愛情だけれど、その表し方は、とうてい普通では考えられない。
 愛し合って結婚したのに、妻の前でも他の女性とつきあい、妻に他の男と寝るように勧めたり、なぜ、らもがそこまで虚無的になったのか、自暴自棄ともいえる生活をしなくてはいけなかったのか、その点については、もはや知りようがないし、この本を読んでも、(彼の生い立ちや家族との関わりが書かれているが、)うなずけるような理由はない。
 彼女の生い立ち、家庭環境が、明るくくったくのない、人を疑わない性格を形作ったのは理解できるが、それでも、道徳的に少しずれがある(もちろん、私個人の「道徳的」だが)ことには、愕然とする。それでも、驚きとともに読み進めると、やはり、彼女は、らもが家庭をかえりみなかったり、他の女性と一緒にいることに寂しさを感じていたのだと知り、むしろほっとした。
 彼女は、「その人がそう望むなら、それに応えてあげる」という姿勢で、セックスに対してもその通りにやってのける。ある意味、聖女なのか‥?理解し難い。
 しかしながら、最初の出会いから、何があってもずっと変わらず、らもを愛し続けていたことはみごとだし、そういう意味で、この本は、自分の「純愛」を書いたのだ。らもというより、やはり、作者の中島美代子自身が色濃く描かれている本だといえる。
 表紙の出合った頃のふたりの写真は、とてもいい!
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