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運命の書
下
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コメント・書評 |
まるでハリウッド映画そのままの展開です。
さあちゃん
Mar 9, 2008 10:35:27 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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主人公のウェス・ホロウェイはマニング大統領の補佐官。わずか23歳でこの職を得た彼の前途は洋々であり自信に満ちあふれている。ある日レース場でのイベントで大統領が狙撃される。大統領は無事だったがウェスの上司の補佐官ボイルが命を落とし彼も顔に一生消えない傷を負う。狙撃犯のニコはその場で取り押さえられ精神病院へ送られる大統領は直後に行われた選挙で再選を果たせずに一期だけで大統領の座から退くことになる。それから8年。ウェスはまだマニング前大統領の補佐官として仕えている。顔の半分に大きく残された傷は未だ癒えてはいない。しかしそれよりも自分のせいでボイルを死なせたという心の痛みの方が深い。ところがある日死んだはずのボイルの姿をマレーシアで目撃してしまう。あれは幻かそれとも・・・ウェスは狙撃事件の事を調べ始める。そんな彼にFBIの捜査官がつきまとう。そんな時狙撃犯のニコが精神病院から脱走してしまう・・・ 題名だけを見ると何かスピリチュアルな本かと思われるが中身はノンストップミステリーであり非常にエンターテイメントに富んだ内容である。各章が短く一人称・三人称で語られていて場面転換がスピーディであり判りやすい。まるで映画を観ているようだ。また日本人にはあまり馴染みのないフリーメーソンにまつわる話もでてくるがあくまでも本筋は政界の陰謀でありウェスが真相に一歩一歩近づくなかで過去と向き合いよろめきながらも前向きに生きていこうと葛藤する姿を描いている。終盤にウェスが「運命の書はすでに記されたものではない。それは書き換えるものだ。」とのべているがこれが作者が述べたかったことではなかろうか。定められたものなど何もない。切り開いていくものだと。 とにかくラストまで気の抜けない作品である。
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