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芸術家の奇館  講談社文庫

芸術家の奇館(講談社) デイヴィッド・ハンドラー著
北沢 あかね訳
税込価格: ¥900 (本体 : ¥857)
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出版 : 講談社
サイズ : 15cm / 514p
ISBN : 978-4-06-275905-2
発行年月 : 2007.11
利用対象 : 一般

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コメント・書評

安心して読めるシリーズです
さあちゃん
Feb 14, 2008 9:26:07 PM
評価 ( マーク )
★★★★

  住民が大抵親の代からの知り合いだというニユーイングランドの美しい風景を残す小さな村ドーセット。裕福な住民が多く住んでいるこの村で今老朽化した校舎を巡って揺れている。古くからの住民は修理派新参の富裕層は移転派である。水面下では大がかりな土地買収も進んでいるらしい。ニユーヨークから移り住んでまだ日が浅いミッチはある日現代美術の巨匠と呼ばれているハングタウンとひょんなことから知り合いになる。有名な隠遁者として知られる彼は決して公の場に姿を現さずショッキングピンクに塗られた広大な屋敷で母親の違う二人の娘と住んでいる。そしてそこは秘密通路や仕掛けに満ちたびっくりハウスであった。そんな中ある日真っ赤なポルシェが村の中で爆発し中から黒こげになった遺体が発見される。事故か殺人か。ミッチは村の駐在に赴任したばかりの恋人のデスとこの事件に引き込まれていく。
 ミッチ・デスのコンビによる二作目。映画評論家のミッチはゆっくりと村の生活に馴染んできている。一方前作では州警察の敏腕警部だったデスは
長年の夢だった絵の勉強を始め村の新米駐在として奮闘している。二人の関係も羨ましいくらい順調である。しかしデスはまだ二人の関係が本物であるか信じ切れていない。そんな中起こったこの事件で二人はそれぞれの立場から真相に迫っていく。浮かび上がってくる複雑な人間模様。オーソドックスな展開ですが登場人物が丹念に描かれておりユーモア溢れる語り口が楽しめます。できれば第一作目の「ブルー・ブラッド」から読んだ方がよりこの作品を楽しめるかも。
 シリーズ物の楽しみは主人公の成長を見守ること。つぎに彼らがどんな形で我々の前に登場するのかが楽しみである。
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