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ウォッチメイカー

ウォッチメイカー(文藝春秋) ジェフリー・ディーヴァー著
池田 真紀子訳
税込価格: ¥2,200 (本体 : ¥2,095)
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出版 : 文藝春秋
サイズ : 20cm / 511p
ISBN : 978-4-16-326330-4
発行年月 : 2007.10
利用対象 : 一般

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内容説明

【日本冒険小説協会大賞(第26回)】史上最強の敵、登場! 時計じかけのごとく緻密な犯罪計画をひっさげてライムとアメリアを翻弄するウォッチメイカー。次はいつ、どこで、誰が殺されるのか。熾烈な頭脳戦に勝利するのはライムか殺人者か?

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コメント・書評

期待を裏切らない作品です
さあちゃん
Dec 17, 2007 1:15:15 AM
評価 ( マーク )
★★★★★

  リンカーン・ライムシリーズの七作目にあたるこの作品はウオッチメイカーと呼ばれる時間や時計に異常な執着をもつ殺人犯との熾烈な頭脳戦を描いている。
 一晩の内に2つの殺人。いずれも残忍な手口でその現場にはアンティークな時計が残されていた。そして被害者にはなんの共通点も認められない。やがて犯人は同じ時計を10個購入したことが判明する。あと8人標的がいる。いつどこで誰が?ライムと彼のチームは殺人を阻止しようと奔走する。
ライムのパートナーであるアメリアは彼と共にこの事件を追いかける一方で念願の刑事となって初めて任されたある会計士の自殺事件も調べていく。やがてその事件は巧妙に偽装された殺人事件と判明しどうも汚職警官が関わっているらしい。そして調査の課程において今は亡き敬愛する父親の衝撃の事実を知る。それはライムとアメリアとの関係をも大きく揺るがす事態になっていく・・・・
 本作ではキネシクスの専門家キャサリン・ダンスがゲストとして登場する。キネシクスとは証人や容疑者の態度や言葉遣いを観察し分析する科学。
要するに嘘か真実かを見分ける専門家である。最初は彼女のことを胡散臭く思っていたライムがその実力を目の当たりにして次第に信頼していく。常に新しいものを作品に取り入れていくディーヴァーらしい登場人物である。また前作で登場したルーキーの成長ぶりも楽しめるし何よりもライムチームのいつものメンバーがそれぞれの立場を超えて一丸となって犯人を追いつめていく課程が巧みに描かれている。
 さすがデイーヴァー。ジェットコースターのような展開は健在である。とにかく一瞬も気が抜けない。ページをめくるごとにどんどん先か゛読みたくなる。どんでん返しのどんでん返しのどんでん返し。まさに予測不能である。ある程度予想をしていても見事に裏切られてしまう。その緻密な計算にはまさに脱帽である。
 この作品少なくとも3度は楽しめる。最初はストーリーに次に情景にそして作者の仕掛けた様々なトリックに。とにかく最後の一文を読むまで油断出来ない作品である。ファンには特に。そうでない人には更に。
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