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Hayakawa Novels
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マイクル・クライトン著
酒井 昭伸訳
税込価格:
¥1,785
(本体 : ¥1,700)
出版 : 早川書房
サイズ : 20cm / 341p
ISBN : 978-4-15-208853-6
発行年月 : 2007.9
利用対象 : 一般
出荷可能時間:
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コメント・書評 |
フィクション?ノンフィクション?
さあちゃん
Dec 1, 2007 3:04:28 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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遺伝子にまつわる物語。メインストーリーは自分の細胞の使用権を求めて裁判をおこす男の物語だがそれに様々なエピソードが絡み合い、一見無関係に思えるものまでもが最後は大河にそそぐ川のように大きな物語へとたどりつくそのスピードと存在感はまさに息を付く暇を与えない。また登場人物も多岐にわたっているのでちょっと目を離すと誰だっけ?てなことになってしまうのでまさに一気読みと言う感じだった。 最近話題の遺伝子工学。DNAと呼ばれるタンパク質でてきた遺伝子情報をすべての生物がもっていること。個々に異なっていること。遺伝子治療によって従来不治と言われていたような病気も治せるようになるかもしれないこと。私の知っているバイオテクノロジーについての知識なんてこんなものだ。しかし今や昔はSFでしかなかったクローン動物も出現し人間の細胞から新しい細胞を作り出せる時代。私達の想像をはるかに超える進歩をとげているのだ。あとがきを読んでみるとこの本に書かれているエピソートはほとんど現実に起きたことを基にして書かれているという。 特に興味をひかれたのが遺伝子導入され人間並の知能を持つようになったチンパンジーのデイブのエピソードだ。この本の中でサブストーリーともいうべき話なのだが遺伝子研究の中で偶然作り上げられたチンパンジーである。さすがにこの部分はフィクションであると思われるがしかし現実に動物実験を行っている以上こういった生物動物などは密かに誕生しているのではないかと思わせる。進歩発展のためという名の下に多くの犠牲が存在することを忘れてはならない。 バイオテクノロジーは人類にとってパンドラの箱なのか?大きな可能性を秘めた分野だけにそこには色々な思惑や巨額な利権がからんでくる。そこにはまだ解決しなければならない問題が多い。でも未来は明るいものだと信じよう。そんな作者の真摯な主張が感じられる作品だと思う。
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