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ビター・ブラッド
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コメント・書評 |
刑事の父子の微妙な関係
KU-
Oct 5, 2007 6:59:44 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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私は刑事小説が大好きだ。 同じ雫井脩介の書いた「犯人に告ぐ」も読んでいる。 「犯人に告ぐ」と同じ刑事小説だが作風を変えている。最近お騒がせの映画の原作「クローズド・ノート」ラブストーリーで、「犯人に告ぐ」と「ビター・ブラッド」は同じ刑事小説でも色が違う。 雫井脩介という作家は多彩な引き出しを持っている。 「ビター・ブラッド」は「犯人に告ぐ」より軽い調子で話が進んでいくが、物語自体は繊細に組み立てられている。 新米刑事の佐原夏輝は初の現場で実の父親明村とコンビを組むことになる。父親と行動をともにし驚いたり、助けられたり、あきれたりし、少年時代に別離して以来ほとんど接点のなかった父親に対して複雑な感情を持つ。 夏輝・明村コンビ以外にもチェイサー・スカンク・バチェラーなどの渾名を持つ濃いキャラクターの刑事たちが何人も登場する。 物語は思わぬ方向に転がり、読んでいても犯人が最後までわからない。こいつが犯人かと思いながら読み進めると、思わぬところでひっくり返され、頭を切り替えて読み進めるとまたひっくり返される。 読み終わってからなんて精巧に物語が積み上げられているのかと驚いた。 刑事小説が好きな人もそうでない人にも読んで欲しい。 |
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