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有頂天家族
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コメント・書評 |
たぬきのはなし
KU-
Oct 5, 2007 6:55:25 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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最近京都発信の小説が熱いような気がするのは私の気のせいか? 万城目学の「鴨川ホルモー」を読み衝撃を受けたのはつい最近のこと。 「鴨川ホルモー」も京都を舞台にした奇怪な話だったが、またしても京都を舞台にした話に衝撃を受けた。 森見登美彦の作品は「きつねのはなし」を読んでいた。「きつねのはなし」は、あたりに濃密な空気が漂いちょっと怖いような雰囲気があったが、「有頂天家族」は随分雰囲気が違う。 「有頂天家族」が本来の作風なのかもしれない。 狸の下鴨四兄弟をはじめ狸・天狗・人間が入り乱れた話だが、とにかく面白い。時間を忘れて読み進めてしまう。 下鴨四兄弟の父はある日、狸鍋にされこの世を去り、長兄は頭が固く、次兄は井戸の中で蛙になったままひきこもり、三男は京都の街を縦横無尽に駆けめぐり、末っ子はすぐに尻尾を出してしまう。 物語の中で狸は毛玉のようにころころ転がるが、物語自体も先の展開も見えずにころころ転がっていく。 ついつい内容を人に喋りたくなる所をぐっと我慢している。 読んでみたらきっと毛深き四兄弟が愛しくなる。 |
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