コメント・書評 |
働き方、働かせ方をもっと考えよう
六等星
Aug 16, 2007 2:40:01 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ホワイトカラーの働き方にまつわる話題を、各種データや関連する法制度を紹介しながら、多彩な切り口で語り、日本のホワイトカラーの生産性は決して低くない、と主張する。
ホワイトカラーといった場合、正社員で比較的高報酬であっても、残業や転勤がついてまわり、さらに過労死などの問題がある、というイメージが一般的だろう。特に残業の話は複雑で微妙だ。残業代が出る出ないの、いわゆるサービス残業が昨今の問題になっている。本書でもサービス残業解消策の一つの可能性として、残業代割増率の増加案を紹介している。
しかし年俸制・成果主義の世界では、残業という概念すら形骸化しているのも実態だ。何がサービス残業で何が本来の仕事かの区別すらつかなくなってきている。そんな現実が明確に説明できなくなれば、サービス残業が問題なのかどうかも曖昧になってしまう。
そらから本書でもあまり触れられていない話題は、有給休暇の取得率だ。使い切れずに休暇を捨てる習慣が、まだまだ日本には残る。欧州では3週間はあたり前の夏休みも、日本では1週間がまだ主流だろう。
雇用制度や給与金額以外に、働き方、働かせ方に関する考え方自体を、もっと考えていけば、日本のホワイトカラーの生産性はさらにあがるだろう。 |
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