コメント・書評 |
司馬遼太郎はそもそも活劇屋だった
くにたち蟄居日記
Jun 30, 2007 12:28:13 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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司馬遼太郎は 「司馬史観」という異名を取るほど 歴史を日本人の身近にした点が最大の功績だと思う。実際 「新社長紹介」というような 日経新聞のコラムやインタビューでは 多くの「新社長」が愛読書として司馬遼太郎を挙げているさまは いささか滑稽なほどである。「滑稽」といっている僕にしても 司馬の本は面白いし その歴史観には感銘を受けるのだが。
但し 司馬の 元々の資質は「活劇」にある点は忘れるべきではないと思う。
実際 本書を読んでいると 司馬の「活劇魂」とでも言うべき精神の躍動が実に楽しい。話は 忍者であり 当然ながら荒唐無稽なわけだが もう むちゃくちゃに面白い。再読に耐えるという点でも 司馬のその後の傑作群と比べても遜色な無いと思う。 また そんな「活劇」があればこそ 人は司馬の作品を愛読するわけであり その「活劇」を超えた部分で司馬が語ってきた「史観」が 奇妙な程の説得力を持ったということなのかと思う。 |
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