コメント・書評 |
赤ちゃんが良く眠る理由
くにたち蟄居日記
Apr 21, 2007 8:16:26 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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自宅近くの古本屋で ソシュールの「一般言語学講義」を買ってしまい いきなり原典も読めないだろうということで 解説書として本書を手にした。つまり 言語学には全くの素人が読んだということである。
前半のソシュール自身の思想に関しては かなり分かり易かった。ソシュールの「一般言語学講義」をぱらぱらと見た限りでは そもそも日本語が難解で いささか悲観視してきたが 本書を読んだ事で 少なくとも ソシュールに関してイメージが出来た点は大いに役立ったと思う。
後半のソシュール以降は 正直難解であった。やはり「基礎体力」がない中で マラソンに出たようなものだったのかもしれない。最近は難解な本を繰り返し読むようにしているので 後半部分は二回目にとっておくしかない。
言語学は面白い。そう思えた点が本書の徳であり 著者の努力である。僕らが日頃 所与として使っている言葉を見直すと 驚くほど豊穣な世界があることを垣間見た。興味深いのは 既に僕らが無意識のうちに かように高度な言語をマスターしている点にある。
僕は 赤ん坊が一日半分寝ているのを見て 最近納得するようになってきた。赤ん坊くらい短い間に驚くべき質と量の勉強をしている「人間」はいないのだ。それは疲れるだろう。 |
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