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びわ湖疏水にまつわる、ある一族のはなし

びわ湖疏水にまつわる、ある一族のはなし(田辺康雄) 田辺 康雄著
税込価格: ¥0 (本体 : ¥0)
出版 : 田辺康雄
サイズ : 22cm / 169p
ISBN :
発行年月 : 1991
利用対象 : 一般

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コメント・書評

びわ湖疏水にまつわる、ある一族のはなし
田邉朔郎伝記
Mar 25, 2007 2:26:11 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

私は本書の著者田邉康雄です。1992年1月30日(木曜日)の「水道産業新聞」に掲載された書評(有村有村源介記者担当)を、出典を明らかにして転載します。以下の通りです。「びわ湖疏水にまつわるある一族のはなし」と題する本が先頃出版された。筆者は琵琶湖疏水の設計監督者であり、近代土木史上の至宝とも言える田辺朔郎の孫であり、事業の推進者北垣国道京都府知事の曾孫でもある田邉康雄氏(三菱化成㈱企画開発部長)。同氏は疏水完成百年を迎えたのを機に、近畿化学協会の機関誌である「近畿化学工業界」に執筆、このほどこれを一冊にまとめたもので、田辺朔郎と北垣国道の人物像と協力関係を紹介するとともに、親戚・姻戚で幕末から明治の日本を動かした数々の人物を紹介している。ポイントとしては①倒幕志士を振り出しとした北垣国道の波乱に富んだ生き様②”琵琶湖疏水の青年技師”とのみ評価されがちな田辺朔郎の、近代土木史上に果たした役割③明治の女流作家田辺花圃との血縁、さらには樋口一葉との縁——などが興味深い。しかしこの本の面白さはそれにとどまらず、日本の政権交代システムへの考察と評価、江戸時代(特に幕末における)土木技術や教育水準の評価といった、これまでのいわゆる”利水・土木モノ”には無かった独自の展開を試みている。田邉氏は「著作については素人で特に畑違いの分野」と述べているが、史実を丹念に掘り返し評価していく文章には迫力がある。タイトルの通り”血族”を語ることに徹しており、話は幕末儒者の田邉石庵から鎌倉時代の田邉湛増に遡る系譜は興味深く、筆者自身京大燃料化学科の修士課程から大企業の部長といういわゆるエリートでありながら、その”血族”をひたすら淡々と語り切っている。非売品で残部も少ないため、公共の図書館や史料館に限り贈呈したいとしている。以上が書評ですが、御興味のある方は、03-3776-2495田邉康雄(著者)、あるいは電子メールyasu-tnb@dd.iij4u.or.jpへ問合せてください。以上
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