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荒木経惟写真全集  3  陽子

荒木経惟写真全集(平凡社) 荒木 経惟著
税込価格: ¥2,310 (本体 : ¥2,200)
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出版 : 平凡社
サイズ : 23cm / 199p
ISBN : 4-582-66403-2
発行年月 : 1996.2
利用対象 : 一般

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コメント・書評

共犯関係という夫婦
くにたち蟄居日記
Feb 17, 2007 4:46:11 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

 この写真集は繰り返し見ている。


 この写真集に見られる陽子さんを見ていると「女性」というものが見せる 余りにも様々な「表情」に いささか圧倒される。僕が男だからかもしれないが 女性が有している いろいろな側面は 中々分かるものではない。実際 道を歩いている良妻賢母のような表情を見せている陽子さんと 性行為中の陽子さんが 同一人物であるということは 写真集という形で突きつけられると 一瞬たじろいでしまう。


 但し 結局 そこまで自分の妻を曝け出した荒木の主張と そんな自分の夫と共犯関係に入った陽子さんという構図が この写真集を限りなく美しいものにしているとも思うのだ。


 夫婦愛という言葉がある。その愛情にもいろいろな形がある。そうして この写真集は それの一つの形なのだ。その点が何より見ているものの心を撃つ。僕らは 陽子さんが既にこの世に居ないことを知っている。それだけに 生きていた瞬間を切り取ったこの写真集には 打ちのめされる気すら覚えてしまうのかもしれない。
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