コメント・書評 |
素直に楽しめるエンターテインメント
T.O.
Jul 28, 2006 11:21:08 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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いい感じに仕上がったエンターテインメント。素直に楽しめる作品です。伊坂幸太郎の作品の中では、今まで読んだ中で一番面白いくらいじゃないかな、という気がします。 それぞれ「特技」を持った4人が、銀行強盗をしていく話です。伊坂作品の中では初期の作品ですが、軽いタッチで、エンターテインメントに徹して書かれています。昔、映画で、ポール・ニューマンと、ロバート・レッドフォードが主演した「スティング」というのがありましたが、あの感じを思い出しました。読んでいて最後が気になって途中でやめられず、用事を先に延ばして読み終えました。 伊坂幸太郎の作品は、ミステリー的な要素もあるせいか、結構、殺人事件やら暴力事件やらが起こりますが、あとの作品になるほど、「残虐だな」と感じる要素が少しばかり強くなるように思います。たとえば『アヒルと鴨のコインロッカー』とか『重力ピエロ』とか『グラスホッパー』とか。『砂漠』もそうでした。それは、そういう「残虐な風潮」に対する怒りや、それを許さない、という伊坂幸太郎のメッセージがあるからなのでしょうが、でも、そういう場面では、ちょっと、読んでいて辛いときがあります。そしてその辛さが、読んでいる間ずっとヒリヒリする感じとなってついて回るように思います。 でもこの作品は、そういうヒリヒリした要素は少なくて、楽しめました。おススメかな、と思います。 |
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