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私という病

私という病(新潮社) 中村 うさぎ著
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : 新潮社
サイズ : 20cm / 171p
ISBN : 4-10-456704-3
発行年月 : 2006.3
利用対象 : 一般

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内容説明

「ああ、お願い。誰か、私に欲情して」 女としての価値を確かめるため、私はデリヘル嬢になってみた…。『新潮45』掲載「「人妻デリヘル嬢」をやってみました!」等を改題加筆し、書き下ろし原稿を加えたもの。

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コメント・書評

「自分探し」から「分身探し」へ
nory
Jun 16, 2006 10:43:54 PM
評価 ( マーク )
★★★★

中村うさぎ 47歳。まだまだ自分探しの真っ只中。
彼女はこれからは「分身探し」へと発展するだろうという。
女であることを喜ぶ自分と、男たちからの女扱いを拒否する自分。その矛盾に苦しみながら、東電OLに自己を重ね、分身探しのためデリヘル嬢という職業を体験する。
矛盾を抱えている人間はたくさんいると思うが、社会に適応するために無難な顔で生活している。しかし、プライドが高く、主体性にこだわる強烈な自意識があればこそ、人に支配されることを拒み、人にはできないことをやって勝利の快感を得ようとする。彼女の場合は性的強者になって自分を解放したいと願った。
さらにそのプライドの高さゆえに、こんなにもイタい私だけど自覚できないほどバカじゃないわよと、冷徹なまなざしで自分を観察し、分析する(それは、ある意味救いでもあるのだけれど)
著者の自己確認はいつも他者を通してだ。ブランド品を買ってどうだ。男を欲情させてどうだ。
過剰な自意識は人を苦しめる。バカボンパパのように、「これでいいのだ」と自己肯定できたなら楽になるのだろうけど、中村うさぎはそれを足蹴にして笑うだろう。
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