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Op.ローズダスト
上
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コメント・書評 |
たまにはこの国のあり方を
KU-
Apr 14, 2006 7:04:18 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ネット財閥の役員を狙った連続テロが起こる。実行犯は入江一功をリーダーとする「ローズダスト」を名乗る五人グループ。 警視庁の並河警部補は防衛庁の非公開組織ダイスの丹原朋希と捜査にあたるうちに、朋希と一功の間の深い因縁を知る。 スケールの大きなアクションシーンは臨海副都心を中心に繰り広げられる。福井晴敏の得意とするネタである。 こういう話にありがちなのは、主人公が犯人を執拗に追いかけ壮絶な戦闘が繰り返されるだけというもの。しかし、この作品では各人の心の揺らぎがしっかりと書かれている。もともと福井晴敏作品は人間の心情がちゃんと描かれることが多かったが、この作品での心理描写は今までより確実に進歩している。 互いを理解しながら憎しみあう二人の若者と彼らを取り巻く人間たち。ひとつの言葉、ひとつの命、ひとつの希望を共有しながら別々の道を選択したふたりの少年。その痛々しさに涙した。 彼の作品を読むたびこの国のあり方を考えさせられる。 |
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