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春になったら莓を摘みに  新潮文庫

春になったら莓を摘みに(新潮社) 梨木 香歩著
税込価格: ¥420 (本体 : ¥400)
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出版 : 新潮社
サイズ : 16cm / 254p
ISBN : 4-10-125336-6
発行年月 : 2006.3
利用対象 : 一般

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コメント・書評

理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ
nory
Mar 14, 2006 3:09:51 PM
評価 ( マーク )
★★★★★

ため息が出るほどの上等な人々と著者の交流。こんなにも静かに美しく生きている人がいるんだとあたりを見回してみる。

ページのほとんどは英国(イギリスとはいわない)のウエスト夫人とのことなのだけれど、この人がどんな国の人でも、どんな境遇の人でも、どんなに悪人でも、献身的に面倒を見て、裏切られてもまったく懲りずにまた渦中の栗を拾うような人物なのである。それも大げさにではなく、ごく自然に。

『理解はできないが受け容れる。ということを、観念上だけのものにしない、ということ』

「理解はできないが受け容れる」ということすら難しいのに、ウエスト夫人はすべて受け入れ、行動する。それがどんなに大きくすばらしいことか。世界の人々がこの気持ちを少しでも持つことができたら、本当の平和への光が見えてくるにちがいない。
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