コメント・書評 |
完璧な構成に酔いしれる
KU-
Aug 22, 2005 5:57:22 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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ミステリという分野において、その作品の判断基準はトリックの内容であったりキャラクターの個性であったり、ストーリー構成であったりすると思う。このストーリー構成ということに関して石持浅海は天才的であると思う。 ミステリの多くはどんなトリックを用い誰が犯人なのか解明していく展開だが、この作品はトリックも犯人も最初から分かっている。 大学の同窓会。成城の高級ペンションに7人の旧友が集まった。犯人である主人公は事故を装って殺害する。室内の電気を付けるか?ドアストッパーは?時計は?服は?あらゆる可能性を考え完璧な密室をつくった。 犯行は計画通りに成功したかにみえた。 犯人は旧友たちを巧みにコントロールし、犯行の発見を遅らせる。しかし、ただ一人疑問を抱きはじめる。ここから犯人と探偵役との心理合戦が始まる。 密室の扉は開かれることの無いまま少しずつ事件が解明されていく。ここまでの構成がすばらしく、物語にどんどん引き込まれていく。それだけでもすばらしいのに、最後の最後にものすごい落ちが残されている。思わす”あぁ”と叫びそうになった。 犯人の犯した重大なミス! これが何なのかぜひ読んで確かめて欲しい。 |
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