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お母さんはしつけをしないで
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コメント・書評 |
出版社コメント
草思社
May 20, 2005 10:44:05 AM
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臨床経験豊富なカウンセラーが、いま、子どもに生じるさまざまな問題──いじめ、不登校、ひきこもり、リストカット、非行、少年犯罪──のほとんどが「しつけの後遺症」だと説く、衝撃の書です。 「そんなバカな!」と思われる方が多いのではないでしょうか。「子どものときにしっかりしつけないと、ろくな大人にならない」というのが世の常識ですから。でも、子どもをめぐる環境が様変わりした今、「しつけ」=「支配」であり、ひと昔前のしつけ論はもはや通用しなくなりました。 しつけ熱心な親の子どもは、日々、親の小言に従わざるをえません。少子化と家庭の孤立化により、子どもの逃げ場はどこにもなく、じきに「支配−被支配」の人間関係に馴らされて主体性を失い、自己否定に陥っていきます。「子どもの将来のために」とがんばるお母さんほど、子どもの「後遺症」が大きくなるという現状を読者に納得してもらうために、本書にはさまざまな例があげられています。現代は「しつけ不足」どころか、親が口を出しすぎる「しつけ過多」が圧倒的に多く、子どもをありのまま受け入れる「母性」が失われたことこそが、問題の根源だというわけです。 とはいえ、お母さんを責めることはできません。著者は、子育ての全責任を負わされたお母さんたちに、もっと楽になってほしい、思うようにいかなくても、それでいいんですよ、というメッセージを送っています。そして、現代版しつけの極意として「しつけよう としないしつけ」を提唱しています(その効果は、多くの臨床例で実証ずみです)。 「しつけをしない」なんてとんでもない! というお母さんも、わが子に「しつけのツケ」がたまっていないか確認するために、ぜひ一読といわず、再読、三読してほしい一冊です。 |
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