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奇商クラブ  創元推理文庫

奇商クラブ(東京創元社) G.K.チェスタトン著
中村 保男訳
税込価格: ¥819 (本体 : ¥780)
出版 : 東京創元社
サイズ : 15cm / 335p
ISBN : 4-488-11007-X
発行年月 : 1991
利用対象 : 一般

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コメント・書評

不条理小説
死せる詩人
Jan 4, 2005 1:25:00 AM
評価 ( マーク )
★★★★

 チェスタトンが書いた唯一の長編小説です。不思議な事に推理小説として紹介される事が多いこの作品ですが、それはひいき目に見ても嘘です。読めば分かる事ですが、ぜんぜん推理小説とは違う形式を持つ作品となっています。
 だた僕はこの形式の小説を何と呼べば良いのかは分かりません。強いて言うならばサスペンスかスリラ小説でしょうか。とても不思議で幻惑的な物語です。それでいて、読者に息も吐かせない、めくるめく展開でどんどん進行していきます。特に物語後半では圧倒的な「読ませる力」を感じます。
 それ程長くない小説ですし、上記のようなスピード感ある内容なので、すぐに読み終えてしまうのですが、読後感はなんとも言えずモヤモヤとしているのです。しかも、そんな読後感なのに決っして嫌な感覚は無いのです。不思議な小説としか言いようがありません。

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