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火怨  下  講談社文庫
北の燿星アテルイ

火怨(講談社) 高橋 克彦著
税込価格: ¥820 (本体 : ¥781)
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出版 : 講談社
サイズ : 15cm / 555p
ISBN : 4-06-273529-6
発行年月 : 2002.10
利用対象 : 一般

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コメント・書評

現実における戦争
チョビ
Dec 8, 2004 4:01:00 PM
評価 ( マーク )
★★★★

身分を隠した阿弖流為たちが、支援者である天鈴とともに京に上るところから下巻は始まる。宿敵(であり、不思議な信頼関係を保ってもいる朝廷側の貴族)田村麻呂との出会いが深く印象に残る。それぞれ違った星のもとに生まれていたら必ずや固い友情で結ばれていたであろう2人は、否応なく敵味方に分かれ戦いを続ける。そして常勝の阿弖流為が最後に仕掛けた戦とは…。
上巻の書評で、エンターテインメントとしてのこの小説の素晴らしさについて書かせていただいた。もしも実話に基づくものでなかったなら、どんなによかっただろうと思う。阿弖流為たちも田村麻呂も戦いを避けたいと思いながら、しかし避けることはできなかった。フィクションであれば、それもしかたのないことと思いつつ冷静に読むこともできよう。しかし、この戦いは実際に行われたものであり、多くの人々の命が失われたのだ。
阿弖流為は“蝦夷を救うため、未来を担う子どもたちが何もわからぬまま戦に巻き込まれるのを避けるため”最後の戦いを決意した。いまさら歴史上の事件を変えることなどできないと知りつつも、最後の戦いを含め、和解の道はなかったのかと胸が痛む。この小説の戦いの根底にあったいちばん大きな原因は、朝廷の蝦夷に対する差別意識だったと思う。もしも自分が何か次の世代のためにできることがあるとしたら、他者への偏見や差別の芽を植え付けないことしかない。それが実現できれば、いつの日にか誰も戦争などしないですむ世の中になるかもしれないと夢を見ている。理想論と言われても、夢は持ち続けなければ現実にならない。阿弖流為たちの神々しいまでの戦いぶりに、かえって戦いの空しさを強く思った。
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