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真夜中の五分前  Side‐B

真夜中の五分前(新潮社) 本多 孝好著
税込価格: ¥1,260 (本体 : ¥1,200)
出版 : 新潮社
サイズ : 20cm / 171p
ISBN : 4-10-471602-2
発行年月 : 2004.10
利用対象 : 一般

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内容説明

Side−Aのラストシーンから二年。ある日、本当に久しぶりに尾崎さんから電話が入った。もう二度と会うまいと決めていたのに−。再会した尾崎さんは、「頼みがあるんだ」と、信じられない話を切り出した。

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コメント・書評

私は「ゆかり」。
チョビ
Nov 27, 2004 12:41:00 PM
評価 ( マーク )
★★★★

Side-Aから2年後の物語である。普通の上下巻ともまたちょっと趣が違って、A、Bとも独立して読めないことはない気もするのだが、どちらかしか読まないのでは読んだ意味はほとんどないと言っていいだろう。
相思相愛という幸福な結末を迎えたかに思われた「僕」とかすみだったが、最初の数ページでかすみはもうこの世にいないことがわかる。双子の妹であるゆかりと行った旅行先のスペインで、列車事故に遭ったのだ。しかし「僕」は、ゆかりの夫である尾崎から「生き残った女はほんとうに自分の妻なのか?」という疑問を払拭できないのだと打ち明けられる。
Side-Bは、「僕」と水穂の父親の再会といった2、3の心温まる場面を除いて、全編謎に満ちたスリリングな展開である。生き残った女は果たして誰なのか。彼女を含めた3人ともが疑念に捕われ身動きできない。ぎりぎりまで追いつめられた彼らがたどり着いた答えは…。
関係ない話ではあるが、私の本名は「ゆかり」という。珍しい名前なわけではないのに、あまり小説などの登場人物には使われないため、つい「ゆかり」さんには肩入れしてしまう。ゆかり/かすみさんが、自分のアイデンティティを求めて苦しむ姿は読んでいて切ないものがあった。
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