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父の縁側、私の書斎

父の縁側、私の書斎(新潮社) 檀 ふみ著
税込価格: ¥1,470 (本体 : ¥1,400)
出版 : 新潮社
サイズ : 20cm / 213p
ISBN : 4-10-465701-8
発行年月 : 2004.1
利用対象 : 一般

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内容説明

大好きだった訳でもないのに、今でも昔の家の夢を見る。そこに染み付いた思い出を愛しむかのように…。家にまつわる、可笑しくも胸を打つ珠玉のエッセイ集。『モダンリビング』連載に書き下ろしを加えて単行本化。

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コメント・書評

憧れのダンフミさま
チョビ
Nov 12, 2004 8:09:00 PM
評価 ( マーク )
★★★★

檀ふみさんといえば、「連想ゲーム」。私と同じかそれより上の世代の方々は、この懐かしのTV番組を(それこそ)連想されることと思う。そして檀一雄さんといえば、「火宅の人」。映画化されたのはいつのことだったか。“火宅”という言葉の意味がわからず、母に尋ねたが教えてもらえなかった記憶がある。写真で拝見する限り真面目そのものの檀一雄さんが、清純派そのものだった檀ふみさんのお父上が…と信じられない思いで映画の紹介文を読んだのを思い出す。
この本は、家にまつわる思い出を綴られたエッセイ集である。家の思い出がそのままお父上の思い出につながっている。ここまで率直な愛情表現は世間的にはファザコンと形容されるのかもしれないが、娘にここまで思われる父親が幸福であったことは想像に難くない。
さて、私自身も娘である以上当然父親も存在する、この世にではないが。私の父が亡くなったのは1年ちょっと前のことで、まだ記憶も鮮明だし、美化された思い出ばかりでもない。ただ、もう父と新しい思い出を共有することはないのだという事実が、私の胸を刺す。
その父は「檀ふみみたくあかぬけないのは趣味じゃないなあ」と生前言っていた(父は藤原紀香ファン)。でも私はふみさんが理想だ。年をとるごとに美しくなるタイプだと思う(表紙の着物姿の美しいこと!)。彼女の魅力が文才に負うところも大であるのは、言うまでもない。
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