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文学的商品学
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コメント・書評 |
神は細部に宿る
チョビ
Nov 7, 2004 11:25:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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「神は細部に宿るといいますが、小説のおもしろさも細部に宿っています。それを見つけるコツは、まず『ゆっくり読む』ことです」…この本の序文に書かれているアドバイスだ。反省。私はかなり早く本を読むからだ。決して読み飛ばしているつもりはないのだが、確かに深く味わうという感じではないかも。 というわけで、尊敬する美奈子さんからの教えに従ってゆっくり読んでみた。うーん、なるほど。いつの間にかストーリーを追うことにばかり血道を上げていたようだ。前述のアドバイスはこう続けられている。「そして、できれば『何回も読む』ことです」…ここ数年で再読した本なんて何冊あるだろう。昔は気に入った本や感銘を受けた本は繰り返し繰り返し読んでいたのに。 本書は、小説に書かれるモノ(この本においてはファッション・食べ物などなど。野球や貧乏なんてモノも)がどのように描写されているかということから小説を読み解いていく、という内容である。「あとがき」にあるように、著者の評論デビュー作「妊娠小説」以来10年ぶりの「小説作品をまともに論じた本」だそう。そうなんだー。美奈子本は好きでけっこう読んでいるつもりだったのだが、気づかなかった。 そんな鈍い読者であるが、美奈子さんの文章のおもしろさはわかる。どんなに優れた評論であっても、それだけだったら進んで手に取る気にはならない。神は細部に宿るのだから。 |
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