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六機の特殊
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黒崎 視音著
税込価格:
¥1,995
(本体 : ¥1,900)
出版 : 徳間書店
サイズ : 20cm / 310p
ISBN : 4-19-861556-X
発行年月 : 2002.8
利用対象 : 一般
出荷可能時間:
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コメント・書評 |
気絶した警部、土岐の6つの事件
KU-
Mar 2, 2004 10:07:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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警察小説は数多くあるが、黒崎視音という作家は前作で心理捜査官を書き、 今回は視庁警備部第六機動隊−別名SATと、毎回実に特殊な職業を題材に している。 タイトルもマニアの興味を惹き、カバーをめくると迷彩柄の本体が出てくる という小憎らしい仕掛け。 第1話から第6話まであり、時系列に沿って1話毎事件が描かれ、 長編としても短編としても楽しめ、第6話へと物語が収束していく。 主人公は同僚キャリアの不祥事の目をそらす為、人身御供のように 最も危険な部署へと転属させられる。売り言葉に買い言葉で思わず 承諾してしまうのだ。 キャリアでありながら前線に立ち、キャリアとノンキャリアの間で警察組織 の矛盾そのものの主人公土岐。 綿密な取材により、突入や訓練、現場での葛藤が非常にリアルに描かれ、 それと相反するように日常の軽快なやりとりが繰り広げられる。 時に部下達にからかわれ、気絶した警部などのあだ名を付けられながら、 それでも誠実でどこか気の抜けたような性格と自身の能力により信頼も厚い。 部下達も含め、どこか憎めない人物像が本作をとても読みやすくしている。 また彼らは危険な場面と相対する時、人の命の重さに苦悩する。 日本という社会で、人質も犯人の命をも救うことを要求される彼らは、 自分と犯人の命は等価でも人質の命は守らなければならないと 割り切らねばならない。 大規模なテロが現実に起こりうる現在。私達の安全な社会は彼らのような人々 の危険の上に成り立っているのかも知れない。 |
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