コメント・書評 |
カリフォルニアの海、実際に見てみたい!
オレンジマリー
Dec 4, 2003 10:38:00 AM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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私が持っているのは文庫ではなくて漫画なのですが、矢沢さんの作品にはどれも夢とか、明日とか、未来が眩く輝いています。眉根を寄せて目を細めてしまうような眩しさです。だから繰り返し読みたくなる。私は持っている漫画や本は一生持っていようと思いますが(ただし例外もあります)、友人の中には一度読んでしまったら売ってしまうという人もいます。持っている数々の魅力溢れる作品にはどれも愛着があるし、ストーリーも結構覚えている。高校時代、恩師に「ストーリーを忘れるような読み方はしない事」と言われ、今でもそれは忠実に守っている。読んだ事を忘れてしまわないよう、しっかりと胸に、記憶に刻んで。
マリブル、と呼ばれているこの作品は、海やサーフィンに重点が置かれている。私の地元には生憎生活用水が流れ出した川がそのままたどり着いてしまい、すっかり汚れてしまった海しかありません。ですから、それが海というものなのだと幼い頃思っていました。しかしテレビに映る海は青々としていて、白い砂が澄んで見えるのです。それは驚きました。今では修学旅行で沖縄に行った時に見た、朝昼晩色が変化する広大な海がイメージです。 一平と遥は従兄妹同士で、子供の時から一緒に過ごしてきた。小学校で亨と出会い、恋に落ちる。けれどありがちな友達との諍いから遥は想いを告げられないまま亨はカリフォルニアに発つ。やがて海で再会する。 サーフィンはやったことなくて、何も分からなかったが素直に読めた。パワーコード、カットバック、スプレー、シェイプなど、用語には小さな解説がついているし有難い。 仲の良い友達が同じ人を好きになる、これは本当に辛いことですね。葛藤が起こることは必至。でも一つだけ言うならば遥はちょっと逃げ過ぎです。正面からぶつかり合うのは誰だって嫌だし、避けられるものならば避けたいがぶつかり合うべき時というのはあります。避けてばかりいても進展はないし、お互いの傷は増えていくばかりだ。 個人的には一平が好きだ。だから一平が負傷し、夢を諦めろと医者に宣告された時は歯を食いしばった。悔しかったし、ガツンと強打された心持でした。夢を亨に託し、二人で再び歩み始める時は涙ぐんだ。 カリフォルニア出身の知人は言います。最高の海だと。見てみたいですね、見た後にまたマリブルを読みたいです。イメージが立体化するでしょう。 |
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