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カラフル
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森 絵都作
税込価格:
¥1,575
(本体 : ¥1,500)
出版 : 理論社
サイズ : 19cm / 275p
ISBN : 4-652-07163-9
発行年月 : 1998.7
利用対象 : 中学生
高校生
出荷可能時間:
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コメント・書評 |
本書に出会えたこと、幸福です。
オレンジマリー
Dec 2, 2003 10:34:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★★
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久々に弾んだ心で一気に読んでしまいました。 近頃はまともにパソコンと睨み合う時間も持てず、本を一冊読み終えるたびにパソコンを恨めしく見つめ、嘆息をもらす。本を読むと、必ず何かしらの影響を得、感慨を持つ。そしてそれをこのbk1の場を借りて誰にというわけでもなく伝えたくなります。もうすでに、4冊分の感想が私の頭の中、胸中に舞っています…。そしてその一つを、今解放したいと思います。 とは言ったものの、感情を文字に表すのは至難の業。こうしてbk1に書評を投稿する時は辞書を片手に、うな垂れる。なかなか思うようにぴたりと適切な言葉を見つけることができないのだ。言葉が変でも笑って許してやってください…。
本書は罪を犯した魂が再びこの世に生まれ変わるチャンスを与えられるところから始まる。おかしな天使のキャラクターも好もしいですね。 読み進めていくうちに、色々な思いやりや愛情が見えました。強い衝撃を受けると、その場一瞬の状況しか視野に入らず、大きな誤解をするという経験はみなさんもあるのではないでしょうか。後々冷静になって考えてみれば、早とちりしたなあ、あれにはきっと訳があるはずだと思えたりする。 人は後悔なしでは成長できないと思います。生きている限り、数え切れないほどの後悔をし、苦悩する。そして後悔の苦さを胸に刻み、次は後悔のないようにと再び歩を進める。その繰り返しです。 本書に登場する小林真、彼もまたホームステイすることによって様々なことを学ぶ。最初はやる気もなく陰鬱と毎日を過ごすが、少しずつ少しずつ日々が色彩豊かになっていく。不倫していた母親、まさかのハプニングで出世して嬉々とする父親、意地悪な兄。しかし視点を変えてみれば違う景色に出会える。モノトーンの世界だってカラフルになると知る。 コメディ要素も目立つので、飽きずに読めます。 クライマックスは最高でした。意外な結末で目を丸くしました。主人公は多大なものを得ました。そう、ほんの一歩踏み出しただけで世界は変わった。大事なのは、最初の一歩です。その先にはきっと待っている人がいます。 失意のどん底にいる中高生、冷淡な感情で物事を見る中高生にぜひ読んでもらいたい。私も、もっともっと早く本書に接したかったです。「友情? そんなもの偽りだよ。愛情? そんなもの幻想だよ」そうでしょうか。きっと何かを見落としています。 身近な物事、いつの間にか目を向けなくなってしまった物事を振り返るきっかけになりました。素晴らしい本だと思います。 |
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