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ゆきむすめ  こどものとも傑作集

ゆきむすめ(福音館書店) 内田 莉莎子再話
佐藤 忠良画
税込価格: ¥780 (本体 : ¥743)
出版 : 福音館書店
サイズ : 19×27cm / 27p
ISBN : 4-8340-0093-1
発行年月 : 1980
利用対象 : 幼児   小学生

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コメント・書評

はかなく、あっけなく、もの悲しいお話
麒麟
Jul 18, 2002 5:36:00 PM
評価 ( マーク )
★★★

再話とありますが、ロシアのお話でしょうか。
よろこびとかなしみが、すーっとかけぬけてゆくような、そんな絵本です。

ある冬のこと。
子どものいないおじいさんとおばあさんは、雪で女の子を作りました。
かわいい、ゆきむすめができました。
雪で作った、ゆきむすめ。なぜだか急に、にっこり笑って動きだします。
おじいさん、おばあさんは、おどろくやら、よろこぶやら。
みるみるうちに大きくなる、ゆきむすめ。
おじいさんとおばあさんは、それはそれはかわいがりました。
けれど、春がきて雪が溶けだすころ、楽しく外で遊ぶ子どもたちをよそに、ゆきむすめは、家にとじこもってしまいます。

ちょっと考えれば、もともとが雪なのだから、春がきたり、あたたかくしたりしても大丈夫なのかなあ、と心配しそうなものですが、おじいさんも、おばあさんも、夏の暑いさなかに、外に遊びにいくようにすすめるんだから、ちょっとびっくりです。
それだけ、人間の子どもだと信じていたということでしょうか。
それにしても、はかないものです。
昔話というものは、そういうものなのでしょうか。
あまりにあっけなくて、よけいにものがなしく感じます。

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