コメント・書評 |
はかなく、あっけなく、もの悲しいお話
麒麟
Jul 18, 2002 5:36:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★
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再話とありますが、ロシアのお話でしょうか。 よろこびとかなしみが、すーっとかけぬけてゆくような、そんな絵本です。
ある冬のこと。 子どものいないおじいさんとおばあさんは、雪で女の子を作りました。 かわいい、ゆきむすめができました。 雪で作った、ゆきむすめ。なぜだか急に、にっこり笑って動きだします。 おじいさん、おばあさんは、おどろくやら、よろこぶやら。 みるみるうちに大きくなる、ゆきむすめ。 おじいさんとおばあさんは、それはそれはかわいがりました。 けれど、春がきて雪が溶けだすころ、楽しく外で遊ぶ子どもたちをよそに、ゆきむすめは、家にとじこもってしまいます。
ちょっと考えれば、もともとが雪なのだから、春がきたり、あたたかくしたりしても大丈夫なのかなあ、と心配しそうなものですが、おじいさんも、おばあさんも、夏の暑いさなかに、外に遊びにいくようにすすめるんだから、ちょっとびっくりです。 それだけ、人間の子どもだと信じていたということでしょうか。 それにしても、はかないものです。 昔話というものは、そういうものなのでしょうか。 あまりにあっけなくて、よけいにものがなしく感じます。
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