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ラチとらいおん
世界傑作絵本シリーズ
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コメント・書評 |
次へと続くエンディング
麒麟
Jul 18, 2002 5:33:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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ラチは世界一弱虫な男の子。 飛行士になりたいと思っていますが、弱虫の飛行士なんている? 犬も、暗い部屋も、友だちもこわいんですから重症です。 ある朝、ラチが目をさますと、そこには小さな赤いらいおんが。 こわがりなわりに、急にあらわれたこのらいおんは、こわくなかったようです。 ちっぽけならいおんだと、ばかにします。 でも、力持ちで強いらいおんくん。椅子を片手で持ち上げたり、ラチを押し倒したりして、強いことを証明します。 そして、ラチも強くなれるようにと特訓をはじめます。
弱虫な男の子が主人公のお話は、絵本によくあります。 でも、強くなるきっかけとして登場した、この赤いらいおんは、とてもかわいいです。 特訓その1として、体操を教えますが、その体操も笑えます。 イラストがかわいくて笑えるのもあるのですが、とにかく赤くてちっちゃいらいおんが、曲げたり伸ばしたり、ひっくり返ったりと、愉快です。
強くなろうと思ったなら、努力も必要ならば、心構えも必要。 ラチにとってらいおんは、そのきっかけを与えてくれる存在だったのでしょう。 みんなのところにも、らいおんはあらわれるかもしれません。そういう終わりかたです。 そのときも、らいおんの姿をしているのでしょうか。それとも、何かにすがたを変えて、あらわれるのでしょうか。 ふと、自分のまわりを見まわしてみたくなるような……。 物語が現実へと、続いているような絵本です (弱虫じゃない人には、とても遠い話なのでしょうが)。
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