コメント・書評 |
「声」で人を操る社長と、それが効かない部下。
miyagiaya
Jun 9, 2002 4:43:00 PM
|
評価 ( ★マーク )
★★★★
|
大学の講堂でたった一言で皆を静めた見知らぬ人の「声」が忘れられない植月。社会人になり就職した会社の社長、嶋垣があの時と同じ声で人を操っている現場を目撃してしまい…。
人を意のままにできる声の主、という設定がとても面白い。そして、欲しいから「声」で相手をモノにして、それによってどんどん好きな相手を信じられなくなっていく……という嶋垣の矛盾もよく描かれていました。 この本に収録されているお話は本編も続編も、自分から手を出したくせにちっても信用はしていない相手に、主人公が頑張って頑張って気持ちを伝える…というようなもの。いくら人間不信に陥っているとはいえ、つきあい出してからの方が全然そっけない嶋垣の態度はどうだろうかという気もしないでもないけれど、主人公の健気さは良かったです。 |
|
|
| 現在の投票
はい:3人(100%)
いいえ:0人(0%) |
|
|
|