コメント・書評 |
ナルニア版創世記
Leon
Apr 15, 2002 7:16:00 PM
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評価 ( ★マーク )
★★★★
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19世紀末のロンドン。叔父のアンドルーの家に、重い病を患う母と共に身を寄せた少年ディゴリーは、近所に住む少女ポリーと友達になります。彼らが住むのは棟続きのタウンハウスで、二人は一緒に屋根裏の冒険をするのですが、叔父から「立ち入り禁止」を告げられていた秘密の部屋にうっかり入り込んでしまい、そこで不思議な指輪を発見します。それは、アンドルー叔父が密かに研究していた別の世界へと誘う魔法の指輪でした。 今回の主人公である二人の子供はアスランによるナルニアの創世に立ち会うことになるのですが、このとき意図せずに生まれたばかりの純粋なナルニアに悪を持ち込んでしまいます。その償いのためにディゴリーは魔法のリンゴをアスランの元へ持ち帰るように命じられ、比較的簡単に見つかるのですが、それは永遠の命を約束する果実で、自分自身が食べてしまいたいという欲望に駆られます。更に、企みを持った魔女からは「母親に与えれば、たちどころに病は全快するであろうから、アスランの元へ持ち帰ることなどない」とそそのかされます。似たようなシチュエーションの物語に「杜子春」がありますが、彼は自分が仙人になる望みを捨て、母親を救うことを選びます。はたしてディゴリーはどうするのでしょうか?
本巻は、シリーズの時系列の中では一番初めにあたり、「ライオンと魔女」に登場する魔女がナルニアに現れたわけや、普通の動物とナルニア特有のものいう動物が分けられた様子が明らかにされます。また、いよいよキリスト教的な雰囲気が強くなりますが、特に説教臭いということはなく、物語として十分に楽しめる作品です。 |
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