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リーディング・ザ・レボリューション
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ゲイリー・ハメル著
鈴木 主税訳
福嶋 俊造訳
税込価格:
¥2,310
(本体 : ¥2,200)
出版 : 日本経済新聞社
サイズ : 22cm / 423p
ISBN : 4-532-14881-2
発行年月 : 2001.1
利用対象 : 一般
出荷可能時間:
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内容説明
なぜ、いま「企業革命」なのか。どうすれば成功に導けるのか。企業戦略の世界的大家が、GAPやアマゾン・コム、IBM、ソニーなどの実例をもとに企業革命を説き明かす。全米ベストセラー・ビジネス書を翻訳。
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コメント・書評 |
脱工業化社会における企業の真の強さ「イノベーション」の実像を,コアコンピタンスの著者が設計図を描く
吉田 望
Apr 5, 2001 6:16:00 PM
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この本には力がある。さまざまな挿絵は多彩であり美しい。論理に加え,ビジュアルイメージでも意図を伝えたいという,筆者の努力と意思を感じさせる。 イノベーションを脱工業化社会のもっとも重要な経営資源と説く本書は,同じ路線にあるいくつかの経営書と同様,混乱と機知と警句に満ちており,著者の思考は行きつ戻りつする。 「それらを順に理解するのではなく,全体を漠然と理解せよ」。私が感じたメッセージはこれである。 いくつかの気に入ったフレーズを紹介しよう。「イノベーションは現状を疑ってみる心構えから生まれ,その主眼は精神的な抑圧から逃れることにある・・・現状に不満を持つ人々,そして理想主義者の精神と魂こそが革新の源泉であって,科学者やスーツをまとった計画担当者にはまったく縁がないのである。」「ジョン・レノンがいった有名な言葉を覚えているだろうか。『いろいろと計画を立てるうちに人生は終わってしまう』という言葉を・・・個人が活動家を目指す理由は,個人の価値が自分の打ち込んだことで決まると知っているからだ。人間には高貴な動機が必要なのだ」。 「コアコンピタンス革命」という名著で世に出た著者,ゲイリー・ハメルは,コアコンピタンスをよりつきつめて考える挙にでたのだ。どちらかといえば技術や事業ドメインなど,経営テクニカルな側面から従来語られてきたコアコンピタンスを,本書ではより企業体質や精神風土といった経営ソフトの本質から見直そうとしているといえる。 7章「年齢を重ねた革命家たち」以降は本書の白眉である。イノベーションが企業に起こったとして,それが一度きりのイノベーションとして終わるのではなく,継続しなければ,企業の体質に根ざしたとはいえないからである。つまり革新的な企業は,イノベーションという「非日常」を日常とする矛盾を克服しなければならない。 そのため,ハメルは次の10の具体的施策をあげている。1)理不尽な期待 2)柔軟なビジネスの定義 3)理想 4)新しい声5)オープンなアイデア市場 6)オープンな資本市場 7)オープンな人材市場 8)リスクの小さい実験 9)細胞分裂 10)個人への報酬。 要するに,ある具体的な長期ビジョンを立てることや計画プランをつくること以外に,彼が「イノベーションをデザインするための法則」と呼ぶ上記の10カ条が成立していなければ,その会社はイノベーションを日常とすることはできない,と彼は指摘しているのである。 近年日本でも,多くのインターネット企業の創業があったが,創業者の多くは20歳代であり,米国や周りのビジネスモデルを模倣して事業をはじめた結果,一見,イノベイティブに見えた活動が実は,「一度きり」のイノベーションにすぎなかったように思われる。ハメルは「イノベーションが連続して起こる上で,企業の規模と継続性が重要である」と指摘,リアル企業にとって自らの規模を恥じることなく,改革に取り組む自信を与えてくれる内容となっている。そうした企業に勤めている勤勉な読者は,自らの会社でこれらの「イノベーションをデザインするための法則」が成立しているかどうか,の検証を行ってみたらいかがであろうか。 (C) ブックレビュー社 2000-2001 |
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