サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

「honto 本の通販ストア」サービス終了及び外部通販ストア連携開始のお知らせ
詳細はこちらをご確認ください。

電子書籍化お知らせメール

商品が電子書籍化すると、メールでお知らせする機能です。
「メールを登録する」ボタンを押して登録完了です。
キャンセルをご希望の場合は、同じ場所から「メール登録を解除する」を押してください。

電子書籍化したら知らせてほしい

  • みんなの評価 5つ星のうち 3.1 58件
  • あなたの評価 評価して"My本棚"に追加 評価ありがとうございます。×
  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2010.1
  • 出版社: 新潮社
  • サイズ:20cm/282p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-10-385802-7

紙の本

もいちどあなたにあいたいな

著者 新井 素子 (著)

なんだか変!いったい何が起きてるの?大好きな和おばさんは、愛娘を亡くして大きなショックを受けているはず、だからあたしが力づけなくちゃ。でも、それにしても。—何かがおかしい...

もっと見る

もいちどあなたにあいたいな

税込 1,650 15pt

予約購入とは

まだ販売されていない電子書籍の予約ができます。予約すると、販売開始日に自動的に決済されて本が読めます。

  • 商品は販売開始日にダウンロード可能となります。
  • 価格と販売開始日は変更となる可能性があります。
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて予約購入しても、予約一覧から簡単にキャンセルができます。
  • honto会員とクレジットカードの登録が必要です。未登録でも、ボタンを押せばスムーズにご案内します。

予約購入について詳しく見る

ワンステップ購入とは

ワンステップ購入とは、ボタンを1回押すだけでカートを通らずに電子書籍を購入できる機能です。

こんな方にオススメ

  • とにかくすぐ読みたい
  • 購入までの手間を省きたい
  • ポイント・クーポンはご利用いただけません。
  • 間違えて購入しても、完了ページもしくは購入履歴詳細から簡単にキャンセルができます。
  • 初めてのご利用でボタンを押すと会員登録(無料)をご案内します。購入する場合はクレジットカード登録までご案内します。

キャンセルについて詳しく見る

このセットに含まれる商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

商品説明

なんだか変!いったい何が起きてるの?大好きな和おばさんは、愛娘を亡くして大きなショックを受けているはず、だからあたしが力づけなくちゃ。でも、それにしても。—何かがおかしい。澪湖は、その謎を探り始める。失われた記憶と、関係のなかで醸成され増幅される呪詛…著者ならではの軽妙な文体でつづる濃密な物語。【「BOOK」データベースの商品解説】

なんだか変! いったい何が起きてるの? 大好きな和おばさんは、愛娘を亡くして大きなショックを受けているはずだから、あたしが力づけなくちゃ。でも、それにしても、何かがおかしい。澪湖はその謎を探り始めるが…。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

新井 素子

略歴
〈新井素子〉1960年東京生まれ。立教大学ドイツ文学科卒業。「グリーン・レクイエム」で第12回星雲賞、「ネプチューン」で第13回星雲賞、「チグリスとユーフラテス」で第20回日本SF大賞を受賞。

あわせて読みたい本

この商品に興味のある人は、こんな商品にも興味があります。

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

この著者・アーティストの他の商品

前へ戻る

  • 対象はありません

次に進む

書店員レビュー

ジュンク堂書店新宿店

せつないです、ほんと...

ジュンク堂書店新宿店さん

せつないです、ほんとにせつないです。自分の好きな人が、大事な人が、なんだか昨日までとは違う人のように思えてしまったら、、あなたはどうしますか

                           新宿店 文芸担当

ジュンク堂書店明石店

「もいちどあなたにあ...

ジュンク堂書店明石店さん

「もいちどあなたにあいたいな」このタイトルに小説の核心を突く鍵が秘められています。(何かは読んでからのお楽しみに…。)大好きな叔母(やまとばちゃん)が別人みたいで変?と姪の澪湖が気付きます。澪湖をメインとし、その母陽湖と叔母の兄でもある父大介の三人称で話は進行し、叔母の変容が次第に解明されていきます。(叔母の夫、恭一さんの存在感が薄いのがちょっと残念です。)あとがきを読むと著者の書き手としての苦悩ぶりが伺えますが、素子節は健在で安心しました。読後感は浮遊感があり、パラレル・ワールドを体験したような妙な感触が残りました。
明石店M

ジュンク堂書店新宿店

みんなのレビュー58件

みんなの評価3.1

評価内訳

紙の本

この話は『ひとめあなたに…』の続編ではありません。SF的なところはありますが、ミステリとしてきちんとまとまっていて、そのせいかあまり感動ありません。ただ、奥が深そうなので、読み返しができそうなのが嬉しいし、評価も変わる気がします。

2010/09/15 20:15

9人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

先日も、昔買った本を詰め込んだダンボール箱をばらしながら整理していたのですが、新井素子の本も何冊か見つかりました。『あたしの中の……』『いつか猫になる日まで』『グリーン・レクイエム』『扉を開けて』『ひとめあなたに…』『…‥絶句』。結構飛び飛びで、しかも大半が積読。実は、結構長い間、新井の小説を避けていたんです。嫉妬もあったと思います。高校生でデビュー? 冗談じゃないわよ、なんてね・・・

で、再び彼女の小説を手にし始めるようになったのが、この十年。といっても、昔の本を読み出すというのでもなく、思いついたときに新刊を時たま。実は、自分のためにではなく次女のために、なにかいい作品がないかと思い、たまたま手元にあった『ひとめあなたに…』を読ませたところ、予想外に受けました。それからも『チグリスとユーフラテス』『素子の読書アラカルト』『ハッピー・バースディ』とポツポツと娘たちと読んで来ました。

凄く感動した、ということはありませんでしたが、それなりに楽しんできたつもりです。で、今回は『もいちどあなたにあいたいな』。? あれ、どこかで読んだような・・・。そう、『ひとめあなたに…』に何となく似ている。それと本ではないんですが、PINK FLOYD の" I wish you were hear "です。でもbk-1で「もういちど」「あなた」をキーワードに詳細検索かけると、似て非なるものも含め52件、「もいちど」「あなた」なら4件ヒットします。

うーむ、それなりにありふれたタイトルではあります。もしかして、これって『ひとめあなたに…』のリメイク? なんて思ったりしました。私、嫌いなんです、リメイクとか続編とかいうのが。どこか手、抜いているなっていう気がするんです。だから出てもしばらく遠目に眺めていた次第。でも、気にはしてました。だって、ブックデザインがいいんです。

春らしい色合いのいかにも女性作家の作品にふさわしいカバーが素敵です。このまま「楽しい我が家の建て方」とか「昔懐かしい町に住んでみる」とか「地方都市でロハス」なんていう本であってもおかしくはありません。現代らしい明るさと、どこか懐かしい感じのミックス。そしてタイトルの入れ方がしゃれています。背のデザインはどちらかというと新潮社らしくなくて、マークを付けて社名を変えたら晶文社、っていう感じではあります。装画は早川司寿乃、装幀は新潮社装幀室。

で、漸く小説の内容です。HPの言葉を借りれば
               *
いったい何が起きているの? 人格が変容する恐怖。自分がわからなくなってしまう不安……。

なんだか変! あなたは、あたしの知っているあなたじゃないよね?――大好きな和おばさんは、愛娘を亡くして大きなショックを受けているはず、だからあたしが力づけなくちゃ。でも、それにしても。何かがおかしい。澪湖は、その謎を探り始める。失われた記憶と、関係のなかで醸成され増幅される呪詛……著者ならではの、濃密な物語。
               *
となります。目次は

OPENING
澪湖 1
大介 1
陽湖 1
澪湖 2
大介 2
澪湖 3
陽湖 2
澪湖 4
ENDING
    あとがき

となっていて、三人の名前のついた章が各々二つ、それを OPENING と ENDING が挟む綺麗な構造です。澪湖、大介、陽湖の三人は家族です。菅原澪湖は、大介・陽湖夫妻の一人娘で、21歳。大学生です。三年前に、80前後だったおじいちゃんを亡くしています。両親が共稼ぎだったため、初めは祖母、そのあとは叔母・和の手で育てられたといってよく、和になつき、叔母の結婚に反対しました。

大介は、澪湖の父です。実の妹・和のことを誰よりも深く理解し、いつも優しく見守っています。陽湖は、澪湖の母です。結婚後も働いていたため、子育ての多くを祖母、続いて義妹の和にゆだねてしまったため、娘を自分の手で育てられなかった思っています。そのことが、澪湖が和に懐いていることに対する反発に繋がっていきます。血の繋がりの有無が大介と陽湖の和への感情の違いとなって現われるのです。

で、この話の核にいるのが、その和です。結婚して菅原姓から水野姓となった和は、澪湖から“やまとばちゃん”と呼ばれています。父・大介の妹で40近く、やっと生まれた娘・真帆は虚弱児で、生後五ヶ月で死亡しています。悲報にあっても涙を流さないことから『和さんは強い人、きつい人』と周囲から見られています。夫の恭一は、40過ぎの優しく子供好きな人で、菅原夫妻の家から歩いて一分ほどのところに居を構えています。

やっと儲けた娘が亡くなったのに、哀しそうな様子を見せない叔母の様子に不審を覚えた澪湖は、その謎を解こうとするのですが、それを助けるのが澪湖の高校時代の友人というか、当時殆どつき合いがなかったにも関わらず、アニメやSF、特に人の入れ替わりに強くオタクといわれていて、それを思い出した澪湖の呼び出しに応じてくれた木塚靖です。娘の死に動じない“やまとばちゃん”は、はたして本当の叔母なのでしょうか・・・

SF的なところはありますが、全体としてはミステリとして読むのがいい気がします。あまり感動がないのは、推理小説的な展開のせいでしょう。謎自体は人間的なものを含んでいるものの、それを解くということになると、どうしても何故、のほうに興味が向いてしまいます。それと話が暗いです。救いがないというか、かろうじて木塚の存在が息抜きになるものの、でも全体としては暗い。そういう意味で、一読した印象は、面白くありません。

脇役以外に心惹かれる人間が登場しません。自分の思っていた反応を相手がしないから相手がおかしい、と断じる澪湖に共感できないということもあります。以前から新井が描く人間の甘さが好きではない、それは今回も変わりありませんでした。ただし、評を書くために簡単に読み直すと、お、こんなこと書いてある、え、そうだったの、と発見が相次いで、暗い印象は変わらないものの、奥の深さを感じさせるところもあります。そういう意味では再読可能な作品とは言えそうです。

話に出てくる“やまとばちゃん”ですが、24頁に
               *
 ずっと、あたしは、彼女のことを“やまとばちゃん”と呼んでいた。はい、“やまと・おばちゃん”が、子供の口でつまって“やまとばちゃん”になったのね。
 で、あたしは、この呼称が結構好きだ。
 だって、“やまとばちゃん”。
 なんか、“やまばと”に、似てない?
 クックックー、くるっ、くるっ、くるーって、おばちゃんが凄く可愛く鳴いている感じがして、あたし的には、この呼称は、とっても好き。
               *
とあります。“やまばと”のミスプリではありません。気をつけて読まないと、修正がきかなくなります。“やまとばちゃん”をよろしく。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。