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商品説明
龍から生きる勇気をもらう。小説はこんなにおもしろい。文学の入り口に立つ若い読者へ向けた自選アンソロジー。【「BOOK」データベースの商品解説】
文学の入り口に立つ若い読者のために、著者自身が用意したスペシャル・アンソロジー。時代のトップランナー、村上龍の魅力がこの一冊に。「ハワイアン・ラプソディ」「希望の国のエクソダス」など全9編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
ハワイアン・ラプソディ | 11-48 | |
---|---|---|
フィジーのヴァニラ | 49-58 | |
ムース・ショコラ | 59-68 |
著者紹介
村上 龍
- 略歴
- 〈村上龍〉1952年長崎県生まれ。武蔵野美術大学中退。76年「限りなく透明に近いブルー」で群像新人賞、芥川賞受賞。他の著書に「愛と幻想のファシズム」「69」「13歳のハローワーク」など。
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昔話を扱った2編がこの選集に相応しかったかは疑問。村上龍の多才を見せるためではなくて、文學そのものの面白さを味わってもらうという主旨からは逸脱してる気が。現代性はたっぷりありますけど
2008/01/30 20:56
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
はじめての文学、というこのシリーズのなかで、私が首を傾げたというか、面白いなあと思ったのが桐野夏生、山田詠美、そして村上龍です。高校生むけならともかく、小学生から中学生あたりにとっては刺激が強いんじゃないか、そう思うんですね。ま、セックスを描く、という点だけでみれば宮部みゆき以外は、かなり書く人たちばかりで、それは小川洋子にしても川上弘美にしても同じなんですが、特に桐野、山田、村上は激しいかなと・・・
ま、この叢書が児童向け、というのはこちらの勝手な思い込みで、あくまで本を読まなくなった現代人向けのもので、活字が大きいことや収録作品数が少ない点、エンタメ系にも重点を置いていること、大久保明子のブックデザインがシンプルで親しみやすいというのも、対象を限っていないからだ、といわれれば、フムフムとは肯くんですが・・・
で、村上龍。私は彼の長編であれば殆ど読んでいる気がするんですが、実は半分がやっとで、もしかすると比率だけでいえば村上春樹と似たようなものかもしれません。それが短篇となると全く駄目。基本的に短篇集を読む習慣がないんです、特に純文学の場合。この本で言えば、長編の一部である巻末の「希望の国のエクソダス」以外は初見です。
簡単に各話の案内と、出典を書いておけば
・ハワイアン・ラプソディ (『悲しき熱帯』角川文庫 1984年9月):台風が去ったハワイの海岸で僕が助けた老人は、「そろそろ八十歳になろうとしているが、五十三歳の誕生日に医者から飛ぶのを止めるように言われ」たクリプトン惑星生まれのスーパーマン・・・
・フィジーのヴァニラ (『村上龍料理小説集』「Subject5」講談所文庫 1998年1月):小児科の医院で出会ったのは昔、銀座の店にでていたマミだった。彼女の四歳になる娘は・・・
・ムース・ショコラ (『村上龍料理小説集』「Subject30」講談所文庫 1998年1月):コート・ダ・ジュールにやられたという男と女。別れが来るのが分っていても体を重ねられずにいられない二人は・・・
・おまえ、いいな巨人戦も観れるんだろ? (『走れ!タカハシ』講談所文庫 1989年5月):吉村真理子のもとに忍んでいったところを父親に撮影された僕に、相手が不法侵入で訴える替わりにと持ち出してきた条件は・・・
・ワイルド・エンジェル (『村上龍映画小説集』講談所文庫 1998年4月):18歳で上京したときに出会った5歳年上のヨウコ。ニンフォマニアと思えるほどにセックスが好きだった彼女と静かに別れて・・・
・空港にて (『空港にて』文春文庫 2005年5月):夫が事業で失敗して離婚し、生活の為に風俗で働くようになった私の元に毎日のように通うサイトウは・・・
・浦島太郎 (『おじいさんは山へ金儲けに――時として、投資は希望を生む』幻冬舎文庫 2002年12月):昔話を村上流にアレンジすると・・・
・鶴の恩返し (『おじいさんは山へ金儲けに――時として、投資は希望を生む』幻冬舎文庫 2002年12月):昔話を村上流にアレンジすると・・・
・希望の国のエクソダス (『希望の国のエクソダス』より冒頭部分 文春文庫 2002年5月):今の日本を大人の力で変えることができるのか、中学生たちが国家にたたきつけた挑戦状・・・
です。「ハワイアン・ラプソディ」を読み始めてすぐにセックス・シーンが出てくるので、ああ、またか、と思いはしますが、全く予想外の展開をしていきます。映画にもなった『だいじょうぶマイフレンド』かと思ったのですが、タイトルが違うので、その関係がどうなっているのか気にしながら読みました。ちなみに『だいじょうぶマイフレンド』の本は我が家に積読20年以上のまま・・・
で、これも村上龍?って思ったのが「おまえ、いいな巨人戦も観れるんだろ?」。無論、セックス・シーンはそうなんですが、そのあとの流れが、硬質な筒井康隆っていうか。その点、『空港にて』は、そちらの場面も含めて村上らしい空しさが漂います。でも、やっぱり「希望の国のエクソダス」です。あの長編をもう一度読み返したくなりました。相も変らぬ愚かな政治家と、税金に群れる官僚の醜態を見るにつけ、この長編は不滅だな、なんて思います。
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2018/03/05 18:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る
いろいろな感じの話が読めた。
このシリーズは読んだことない作者を知るのにもいい。
読めてよかったけど、私好みではなかった。