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  • みんなの評価 5つ星のうち 3.4 8件
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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2004.10
  • 出版社: 本の雑誌社
  • サイズ:19cm/285p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-86011-038-2

紙の本

コバルト風雲録

著者 久美 沙織 (著)

ライトノベルにいたる少女小説の歴史を、がむしゃらに駆け抜けた著者が、激動のエンタメ文芸業界波瀾万丈の作家人生を裏の裏まで語る。サイト「このライトノベルがすごい!」連載「創...

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コバルト風雲録

税込 1,650 15pt

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商品説明

ライトノベルにいたる少女小説の歴史を、がむしゃらに駆け抜けた著者が、激動のエンタメ文芸業界波瀾万丈の作家人生を裏の裏まで語る。サイト「このライトノベルがすごい!」連載「創世記」に加筆訂正し、編集したもの。【「TRC MARC」の商品解説】

著者紹介

久美 沙織

略歴
〈久美沙織〉盛岡市生まれ。作家。少女小説、ゲームノベライズ、SF、ファンタジーなど幅広いジャンルで活躍。著書に「丘の家のミッキー」「ここは魔法少年育成センター」「HELP!」など多数。

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みんなのレビュー8件

みんなの評価3.4

評価内訳

  • 星 5 (1件)
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  • 星 1 (0件)

紙の本

ハーレクイン=アルルカン=道化師というのは、知らなかった。まして25年も前にこれを小説に取り込んでいた作家が居た。ま、久美ではないところが面白い

2005/03/11 19:58

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みーちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

まず、である。おっそろしくセンスのいいブックデザインである。古代の剣だろうか、それをここまで美しく処理した例を私はしらない。これは出版元である本の雑誌社の本の中でも、エポックメイキングなカバーではないだろうか。ま、宝島社とちがって、どれも安っぽくならない装幀でいつも感心させてくれる本の雑誌社ではあるけれど、今回は特に言いたい。装丁は山田英春。ついでにカバー後の折り返しの、金髪姿の著者写真を見ると、思わず唸りたくなる。下を向いているので、美人かどうかは全くわからないけれど、着ているコスチュームも含めて、おお、と唸るのである。

あ、ちなみに私、この本が久美沙織、初体験です。

で、そのカバーの中に埋め込まれた品のいい文章を引用すれば

巨木の森の中はかなり暗い。光を必要とする種類の若木は
巨木の陰になって一日中日の当らない地面では、決して生き延びることができない。
巨木の根元にはコケやキノコが生え、たまには小さな花は咲くかもしれない。
コバルトは最初、里山の雑木林だった。そこには、多種多様な樹木潅木草木のたぐいが生存できた。
わたしたちはそこで、いろいろな鼻を咲かせ、実を成らせた。

うーむ、これでは何だかわからんという人もいるだろう。久美沙織を知らない人、コバルト文庫を手にしたことのない人にはチンプンカンプンかもしれない。そう、この本はコバルト文庫を踏み台に、大学生の時から25年間、主に女性読者を対象にした(本人の意図はともかく)小説を書き続け、今後も発表し続けていきたいと思う作家の軌跡である、うーん、ちょっと格好良過ぎ、ま、内情暴露本というか、でも決して下品ではない45歳の女性作家の半生記である、うーん、おおげさか。

で、全三章の中身のタイトルを抜書きすれば、「望郷の巻」では、「コバルト以前!」「生ける伝説・氷室冴子」「輝く鬼才・新井素子」などがある。「疾風怒濤の巻」では「一ツ橋VS音羽」「シタヨミ職人に花束を」「SFの洗礼」といったところだろうか。「乱の巻」では「『おかみき』罵倒の嵐事件」「天空夢幻の戦い」「永遠の二年生」といったところか。因みに、書いている私ですら「乱の巻」ばかりは、読まないとわからんよな、ということになる。

でだ、作家として以外は社会で働いたことが一度としてなく、ただただ小説書きとして生きてきた稀有な作家の半生の記で、ご本人は女子校生活など送ったこともなく、その知識は久美の友人で、幼稚園の時から四谷雙葉で学び、将来はシスターになろうという友人からのレクチャーによるらしい。持つべきものは友人である。

ついでに、その友人について触れてしまえば、あの大原まり子様がいらっしゃる。私はこのSF作家のポートレートを見たとき、絶句してしまった。本当の美人とはこういう人をいう。いやあ、こんな女性がいたらSF作家クラブの会合など大騒ぎなんだろうなあ、と心配していたら、いつのまにかこの聖心卒の美女は同じSF作家の岬兄悟と結婚したという。うーむ、職場結婚か。

ちなみに、私がこの本のトレビの泉水ぶりに感心したのは、氷室冴子のところで、25年以上も前に氷室がハーレクイン=アルルカン=道化師ということを知識として知り、それを小説に使っていたということ。正直、私もこの本を読むまでハーレクイン=情熱(官能)くらいに思い込み、これがあのピカソの絵のタイトルなどで有名なアルルカンと知った今でも、じゃ、なぜあの子供向けエロ小説が「道化」なのよ、いや、恋やセックスに憂き身をやつすなどというのは、傍から見れば道化か、などと妙に考え込んでしまったりする。

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紙の本

『マリみて』の前には『丘の家のミッキー』が『クララ白書』があった

2004/12/14 16:38

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:つきこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

久美沙織×コバルト文庫。おぉっ! なんて懐かしいのだろう。
最近はライトノベルとしてひとくくりにされることが多いが、昔はコバルトに掲載されるような小説は少女小説と呼ばれローティーンの時代私も貪るように読んだものだった。
 クララ白書になぎさボーイ、星へ行く船シリーズにジュゼシリーズそしてもちろん丘の家のミッキー。これらの物語に心あたりがある人ならきっと楽しめる、コバルト黎明期の今だから書けるあんなことやこんなことのギョーカイ裏話満載です(時々ほろり、有り)。
 そして少女小説家としてスタートした彼女がやがてコバルトを離れ『MOTHER』や『ドラゴンクエスト』のノベライズへと至り今も続く“物書き”としての道のりを綴った書でもあります。

 氷室冴子著「少女小説家は死なない!」という小説が昔ありましたがあれはかなりの部分本当だったのね、と納得しそうになるくらい特殊な、というか微妙な位置に置かれた当時のコバルト黎明期。大人向けの”本物の”文学からは軽んじられでも漫画よりは文学的、という微妙な立ち位置。そのくせ“本物の”文学よりも稼いでしまう。
 そう、レンタルビデオもなく勿論DVDやインターネットもなかった時代、子供のお小遣いで買えて尚かつ手元において何度も何度も繰り返し楽しむことができたのは漫画とコバルトくらいしかなかったのだ。そのことを懐かしく思い出す。
 そしてそこには懐かしくも青臭い80年代の風が。だって『おかみき』で読者からの抗議殺到の理由が何それっ!?っていうくらい時代錯誤ですから。あぁ80年代はほんとに遠くなったな〜(遠い目)
 でもここには懐かしさだけでなく「セクハラ」や「パワハラ」という言葉・概念さえなかった時代にパイオニアとして天職と定めた“コドモダマシ”系物書きの道をただがむしゃらにひたすらに走り続けた一人の女性の姿が見えてくるのです。
 そう、あの頃の私達は今の女子中学生の足下にも及ばないほど“おぼこかった”のです。社会に出てなんかおかしいなぁと思いつつもたいていは周囲の言いなりになってたものです。でも彼女は違ったのでしょう。やりたいことはやりたいと言い続け、たくさん闘ってきたことがこの本を読めばよくわかります。
今では当たり前のあんな事やこんな事。やりたいと言ってくれた人がいたから現在のライトノベルがあるべき今の姿になったんだろうと思うのです。
 なので、ところどころ「これ私が一番最初にやった」という記述が目に付いてもそれはご愛嬌だと見逃しましょう。きっとそう言わずにはいられないほど彼女は闘ってきたんだと思うので。
 正直に言うとあの頃のコバルトで久美沙織が一番好き!なわけではなく更にいえば彼女の作品では『おかみき』より『抱いてアンフィニ』の方が好みの私ですがコバルト黎明期にフロントランナーとして走り続け、そして今も“物書き”として奮闘する彼女にエール送りたくなる気持ちでいっぱいになるのです。負けるなコドマダマシ、と。

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紙の本

かつての少女小説ブームを

2022/02/04 18:48

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る

作り出したコバルト文庫。そこでの久美沙織さんの奮闘記。今だから読める内容が満載で興味深いです。できれば、他の大御所さんの体験も読みたいですけど

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紙の本

著者コメント

2004/10/06 15:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:久美沙織 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 コバルトといったら、鉄腕アトムの本人よりあとから生まれた少しうりざね顔の兄ちゃん(ウランちゃんほど有名になれなかったカレ)だろうと思うひとというのは、もう世間では数が少ないかもしれない。バブル前のJALのCMでサーカスが歌ってた曲のサビ(♪いまわたしはコバルトの風……)をいまどきちゃんと思い出せるひとも珍しいかもしれない。

 なにしろぐぐッてみると、キーワード「コバルト」で一発めに出るのはほかでもない「WEBコバルト」つまり集英社のコバルト文庫(かつては集英社文庫コバルトシリーズと言っていた)の公式サイトなのだから。だが、それでも、わたしは思う。「雪待ちにんにく卵黄」のための素晴らしいにんにくを作っておられるという青森県田子町のじいちゃんはきっと「その」コバルトを知らないと思うし、クマに襲われておおけがをなさったという福井県のご住職もきっと触ったことはおろか見たことも聞いたこともおありにならないであろうなぁ、と。

 「わたしは昔コバルトだった」とか「コバルトの勃興にたちあった」とか言ってパッと意味が通じるひとの95パーセントは、現在35歳から下の世代のしかもかなり読書が好きで読むものの守備範囲がわりと広いあるいは少なくとも人生の一時期は広かった非常に特殊でマイナーなタイプのひとたちだけなんじゃないかと思う。のこりの5パーは業界関係者ね。そもそもそーゆーひとじゃないとわたしの名前を見て「小説家だ」と思ってくれないかもしれない。なんでもAV女優さんだかソープ嬢さんだかに、きっぱり同姓同名のひとがいるか少なくともいたことがあるらしいのである。

 ひょっとすると、この本はそういう、あくまで特殊でマイナーなそーとー少数のもしかすると絶滅が危惧されるような種類のひとたちにしか興味を持ってもらえないものである、かもしれない。

 だが、そういうひとのツボは、それだけは、たぶん、突いているはずだと思う。

 何度もしつこく突いているんではないかと。

 そういうひとが、読んでへーと何度か言って笑って泣いて怒ってあきれて驚いて溜め息ついてトイレにいってかえってきてやれやれともういっかいひろげて笑って(以下略)、読み終わって、ま、いちおーおもしろかったな、「あいつ」にメール書いてこんなん出たって知ってるか聞いてみようかな、などと、同じようにレッドデータ少数民族である「その頃」のおともだちの顔など久しぶりに思い出してくれたりすると、ちょっといいなと思う。

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