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  • カテゴリ:一般
  • 発行年月:2002.9
  • 出版社: ソニー・マガジンズ
  • サイズ:15cm/273p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-7897-1925-1
文庫

紙の本

“It”と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)

著者 デイヴ・ペルザー (著),田栗 美奈子 (訳)

“It”と呼ばれた子 幼年期 (ヴィレッジブックス)

税込 715 6pt

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みんなのレビュー184件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

私には出来ない。

2004/07/03 18:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:bochibochi - この投稿者のレビュー一覧を見る

すざましい虐待。読んでて気持ちが悪くなる。
でも、実際に作者が体験した話だそうだ。
自分のお腹を痛めて生んだ我が子にそこまで出来るのか?
子どもを“It(それ)”と呼ぶ事が出来るのか?
だが、残念な事に苦しんでいる子どもたちがいるのは確かだ。

虐待している親が、この本を読んでエスカレートしないかな?
って少し心配もある。
それほどすごい虐待が書かれている。
しんどくなって、途中文字を飛ばしてしまった場面もあります。

まだ幼年期を読んだだけで、どういう事情でそうなったのかは解らない。
許せるわけじゃないけれど『お母さん側の事情』がまだ解らない。
「続きが読みたい、ワクワクする」って本ではない。
暗く、気分が落ち込み、腹が立ち、どうしようもなく泣けてくる。
でもどうしてそうなったか解らないままで終わらせてくない。

だから、続きも読んでしまうんだろうな…。

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紙の本

「感動共同体」への違和感

2003/10/16 02:58

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さいとうゆう - この投稿者のレビュー一覧を見る

 夏目漱石はその著書『文学論』の中で「情緒は文学の試金石にして、始にして終なりとす」と述べ、いかなるものを材料としたものであっても、それが読者によって情緒的反応を呼び起こすものであれば「文学」として成立する、とした。

 本書『“It”と呼ばれた子』も、文庫版の帯によれば世界中で1000万部を超える販売数を誇り、幾多の人々の「情緒」を掻き立てた意味において紛うことなき「文学」であると言っていい。

 しかし、これを「文学」であると言ったときに湧き上がる疑問もまた抑えることができない。文庫版の巻末には、本書の読者によって寄せられた「感動の声」の数々が記されているけれども、その情緒的反応の一つ一つを見るにつけ、暗澹たる気持ちになってしまう。

 「児童虐待をする親なんて信じられない」あるいは「この主人公のように力強く生きたい」という反応は、この作品を批評する一切の観点を奪い、「描かれた本当のこと」というノンフィクションの錬金術を鵜呑みにする感性を育ててしまうのではあるまいか。率直に言わせてもらえば、本書を左手に持ち、共感と義憤に駆られながら、一方の右手で子どもを虐待している者のおぞましき姿を私は想定せざるを得ないのである。

 感動することがよくないと言っているわけではない。デイブ・ペルザー氏の苦悩と戦いの日々を全否定するつもりもない。しかし、一人称で語られた回想としての告白体を読むものは、自然焦点人物たる主人公に感情移入しないわけにはいかないのであって、そこから作品世界を眺めてみれば当然虐待をする母親は人間の皮を被った悪魔として描かれざるを得ない。

 本書に感動できる読者は、例えば母親の視点で描かれたわが子を虐待せざるを得ない母親の苦悩と煩悶の日々を綴った物語に、同じように感動することができるだろう。どのような出来事を、どのような形で描いていくのかが文芸作品の力が宿る部分であり、情緒的反応を呼び起こすことが発揮されたその力であるのだとすれば、それは当然のことである。

 本書で展開されているのは、読者の持つ規範意識という正義を味方につけた主人公によって語られる悪魔との苦闘であって、ほんとうに恐ろしいことがそこにあるわけではない。恐ろしいのは母親ではないのだ。両親の険悪な夫婦関係と母親の潔癖症、そしてアルコール依存症にあらゆる悪の根源が還元されてしまったとき、読者は対岸の火事として悪夢に出会っていることを忘れてはならない。

 むしろわれわれが注目すべきなのは、人間という生きものがあるおぞましき存在へと転落していくそのドラマにこそあるのであって、この告発が例えばこれから子の親たろうとしている人たちに対して、「児童虐待はよくない」「児童虐待はかわいそう」という強迫観念としてだけ刷り込まれ、逆に彼(彼女)らを追い込んでいく可能性を否定することはできない。

 誤解を恐れずに言えば、この物語をリアルなものとして受け取る感性と、小説のように人を殺してみたくなって実際に事に及ぶ人間の感性は連続している。そこには「情動」しかないからだ。「文学」は「人生」ではない。描かれた「痛み」はほんとうの「痛み」ではない。しかし我々は錯覚する。共感することを通して彼の「痛み」をわが物として受け取ってしまったような気になる。それほどわれわれは「転びやすい」のだ。

 本書のような作品が存在することは否定しないが、それが共有される形で感動の輪を広げ、あたかも道徳的なメッセージ、すなわち「この本に感動できない者は人ではない」という口当たりのいい思い込みを散布してしまっているのであれば、この「違和」もまた表明され続けなければならない。ノンフィクションとはフィクショナルな要素を含む。「体験」をそのまま言語化できることなどできないのだから。

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2004/09/29 15:02

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2004/10/04 21:42

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2004/10/02 17:52

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2005/01/16 09:23

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