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  • みんなの評価 5つ星のうち 4 407件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2001/06/01
  • 出版社: 中央公論新社
  • サイズ:20cm/304p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:4-12-003158-6

紙の本

スカイ・クロラ

著者 森 博嗣 (著)

僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう−。近未来を舞台に、戦闘機パイロットである「僕」の日常を描き、「死とは」の問いに...

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スカイ・クロラ

税込 2,090 19pt

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紙の本
セット商品

「スカイ・クロラ」シリーズ 6巻セット

  • 税込価格:11,880108pt
  • 発送可能日:購入できません

「スカイ・クロラ」シリーズ 6巻セット

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商品説明

僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう−。近未来を舞台に、戦闘機パイロットである「僕」の日常を描き、「死とは」の問いに挑む。【「TRC MARC」の商品解説】

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みんなのレビュー407件

みんなの評価4.0

評価内訳

紙の本

詩的幻想の快楽

2002/08/18 21:42

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:3307 - この投稿者のレビュー一覧を見る

物語の展開ではなくてイメージの連続(場)と、
文体を味わう作品でした。そういう意味で
「詩的」ファンタジーって呼び方は
とてもしっくりきます。

---(表紙より引用)
僕はまだ子供で、
ときどき、
右手が人を殺す。
その代わり、
誰かの右手が、
僕を殺してくれるだろう。
---

いい感じの装丁に刻まれたこの言葉。
すごく唐突で、なじめませんでした。

正直な話、この作品、出版された頃に
本書を見かけて手にとって、
元に戻したのはこの「唐突さ」が原因でした。

でも、作品の中に入ってしまえば
文章の気持ちよさに酔いしれるうちに
ぐいぐいと連れて行かれて、
表紙に引用された一節が登場した頃には
違和感なく楽しめたんです(*^_^*)


小説と詩が融合して加速するあたりに
本書でしか味わえない、気持ちよさが
あるかと。

なんだか、すごく色気のある豊穣な文章でした。
森さんて、スゴイ……。


本書を読み終えて、「続き」というか「同種の刺激」が
欲しくなってます(中毒?)
というわけで、次は『堕ちていく僕たち』に手を出します。

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紙の本

静謐感漂う完璧な心象描写

2002/02/05 23:33

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:楓   - この投稿者のレビュー一覧を見る

 撃墜と死と隣り合わせの日々を淡々と(ほんとうに淡々と)送る戦闘機パイロット、カンナミ・ユーヒチ。彼の出生には大きな秘密が隠されている。そのために彼はどこか投げやりで、人間的な感情に乏しい。そんな彼の心象風景を透明感ある文章で綴ったSFともファンタジーともつかない作品。
 まず無駄がなく美しい表紙に惹かれるが、それで購入しても絶対に損はしない。著者の新境地ともいえる傑作だ。

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紙の本

生きることの静謐

2002/08/26 03:59

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:瑠璃 - この投稿者のレビュー一覧を見る

重力から自由になったような飛行機乗り。
生命の連鎖から解き放たれたような子供。

淡々と綴られた文章は、単純化されてあまりにも綺麗である。
それを読んだ私は、自分の内にある激しい感情に驚いた。

人間は重力から自由になどなれない。
生態系から解き放たれることもなく、綺麗な生き方などない。
だから、青い空を見て泣くことが出来る。

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紙の本

読んだあと言葉がなかった

2002/03/25 21:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:郁江  - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森さんのN大学工学部シリーズなどのミステリー作品とはまた違った魅力が楽しめます。「表紙の言葉」がすごく意味深で、その言葉に惹かれて本を手に取った人も多いハズ。かなりSFが入っていて、分からない 曖昧な部分も多いのは 今までの森さんの作品にない所です。だけど、その独特の世界に引っ張り込まれます。パイロットのカンナミはある意味魅力的で だけど 理解するのは難しい。そして難しいから面白い!!
 あの ラストはあまりに予想外で 読んだ後 言葉がなかった。

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紙の本

期待通り

2001/07/29 21:04

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:品川夏見 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 森博嗣先生のノンシリーズもの、最新作。相変わらずの装丁の美しさ、表紙に使われる美しく謎めいた引用文。どうやったって期待してしまうこの作品が、私としてはまさに期待通りに着地した。

 戦闘機パイロットである主人公の日常が淡々と語られていくが、読者は最初わからない事だらけで話が進む。

 しかし、文の美しさや、キャラクター同士の掛け合いの面白さで読み進めていくうち、自然とぼやけた世界観が、クリアになる。

 伏線については、細かく書きたくない。各所にちりばめられた伏線が、美しくつながっていく様がとても気持ちがいい。

 何もかもきれいだった一作。ぜひ。

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紙の本

不安定な浮遊感と緊張感に満ちた小説

2008/06/25 15:36

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:YO-SHI - この投稿者のレビュー一覧を見る

 不思議な魅力に満ちた本だった。フワフワとした不安定な浮遊感が全編を通じて漂っていて、それでいていつか重大なことが起きるのではないかという、張りつめた感じがあって、それが物語を引っ張る。
 読み終わって振り返ると、不安定な浮遊感は、この物語世界の設定が明らかにされないまま、様々な出来事に付き合わされるからだ。そして、読み終わっても完全には明らかになってはいない。張りつめた感じは、主人公たちが抱えている宿命の行き止まり感、あるいは逆にゴールが見えない焦燥感が伝わってくるのだと思う。

 物語の舞台は、おそらく近未来の日本、戦争中だ。おそらくと書いたのは、人物の名前が日本名なのだが、充てられる漢字がちょっと変。地名も戦闘機の名前も漢字なんだけれど、どれも標準的な感覚(そういうものがあれば、だけど)から微妙にズレている。こういったことも不安定感を醸し出す装置になっているように思う。
 ストーリーは、ある基地に配属された優秀なエースパイロットである主人公カンナミが、何回かの出撃を繰り返しながら、基地や周辺の人々との関わりを深めていく。彼らの何人かはある宿命を背負っている。彼ら自身はその宿命のことを知っているのだが、読者には終盤まで伏せられている。

 本書を読み終わっても、設定の不透明さが明らかにならないのは、本書が5部作の1冊目だからだろう。まだ物語は2割しか語られていない。しかも、時間的には5部作の最後にあたるらしい。巧いというか、ミステリー作家らしいというか、技巧的というのか。
 こういう場合は、気になる人は2作目を読むしかない。読めば、1作目より良くわかり、良く楽しめそうな期待があるから。著者の術中にはまるのを承知で。

 2008年8月に押井守監督で本書が映画化され公開される。単行本の美しい装丁もそうだが、物語もとても映像的だ。戦闘機乗りが主人公だから、空のシーンが何度もあるが、空から見た地上や、空中戦などの描写が絵のようだ。映画にしたいと思った人がいるのは必然だろう。
 そして、押井氏が監督するのも、もしかしたら必然なのかも。なぜなら、押井監督のアニメ作品と相通じるものを感じるから。草薙水素という本書の準主人公の名前も、攻殻機動隊の主人公の名前と酷似しているし。

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紙の本

飛行シーンの描写は読んでいて快感を覚えるほどに素晴らしい。ただ、飛ぶ=闘いであることに矛盾を感じる。

2010/05/22 22:41

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:みす・れもん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、スカイ・クロラシリーズ全5冊(「スカイ・イクリプス」を除く)の中の1冊である。
刊行順でいえば、1冊目。
時系列でいえば、5冊目。
最終章でありながら、しかし、最初に読むべきストーリー。
それは、ここに全ての謎が集約されているような気がするからだ。

本書を読むのは2回目である。
初読は、ただひたすら文字を追い続けた。
そして、シリーズ全5冊を読んだあとに謎が残り続けた。
今回はその謎をふまえて、読んでいったつもりである。

しかし、このシリーズの飛行シーンを読んでいるときの快感は素晴らしい。
謎だ何だということを全て忘れて、自分も飛んでいるような気分になる。
ただ、飛んでいる=闘っているということなのだということは、忘れてはならない。

語り部はカンナミ。
キルドレと呼ばれる種別(何と言えばいいのだろう?)である。
キルドレとは、遺伝子制御の研究の途中で突然変異した人間の一種であり、永遠に子供のまま歳をとらない。
本書の中では戦争が日常的に行われているが、パイロットのほとんどがキルドレと呼ばれる子供たちだ。
ミツヤというキルドレが興味深いことを語っている。

昔、この国では海から魚や鯨を捕って食べていたが、それは世界中から非難された。
しかし、豚や牛は食用として養殖されている。
つまり、自然に生まれたものを殺してはならないが、人工的に生まれたものは殺しても構わない。
だから、パイロットはキルドレなのだ、と。
キルドレは人工的に作られた人間。だから、闘いで死んでも構わない、と。

キルドレは老いる訳ではないので、闘いで死ぬほかに死は訪れない。
いつまでも同じような日々が淡々と続いていく。
いつしか、他の戦闘機が自分の戦闘機を墜としてくれないかと願う者も出てくる。
しかし、腕のいいエース級のパイロットは自然と身体が反応し、自分が墜とされる前に相手を墜としている。
そしてまた、同じような日々が続いていくのだ。

戦争がなぜ行われているのか。
それは、人々に平和を意識させるためだ、とミツヤは言う。
身近に戦争が行われ、人々が死んでいることが平和を維持するためには必要なのだ、と。
歴史の中だけの認識では、平和を維持することはできないのだ、と言う。
平和を維持するために戦争を行う。
そのための会社まで存在する。
カンナミやミツヤはその会社の社員である。
闘うために雇われた社員。

他の人間と、キルドレとの違い。
カンナミの上司であるクサナギは、キルドレには「運命」がないと語る。
人並みの人生が送れないということか。
だから「死」を切望するのか。

人工的に作り出された子供たちが心に抱えた矛盾。
それが謎の根源かもしれない。
これから、シリーズの本当の最初の物語である「ナ・バ・テア」を手にする。
長い謎解きの旅が始まる。

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紙の本

スカイ・クロラ

2001/08/30 17:18

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 「スカイ・クロラ(以下、本書)」は某国立大学工学部助教授にしてミステリ作家である森博嗣氏の新作である。しかしながら、本書はミステリでも工学の参考書でも無い。少なくとも私はそう思う。どちらかというと文学作品に近い趣である。氏の鋭く知的な感性から生み出される文章は鋭利な刃物の様ですらあり、本書ではそのナイフが緩急自在に用いられている。近未来らしき世界背景を用い経済活動としての戦争をテーマに添えた作品である。本書の冒頭文に出てくる「戦争を知らない大人」という語句からも伺いしれるように「戦争を知らない子供」と宣う現代の大人達へのアンチテーゼのようでもある。なによりもすばらしいのは、本書には目的というかゴールらしきものがいっさい見えないことだろう。ミステリならば解決編などの読者に分かりやすい、はっきりとしたゴールが最後まで見えない。最後の一文を読んだあとですらよくわからないままである。こういった「よくわからない」物語をおもしろくするのは非常に難しいが、印象的な文や単語で装飾されたこの物語は、ゴールが無いことなど些末なことの様に思わせてくれた。

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紙の本

生きている、と言うことへの疑問。

2002/07/20 23:26

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:むつき ジン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 はっとするような美しい空の写真に、衝撃的なフレーズ。
 この装丁のために本書を手に取られた方も多いかと思う。
 設定は、企業間で戦争が行われるようになった近未来である。だが本作中、描写されている世界は未来というよりも現代の世界に近い。そのため、全編に漂っているリアリティーが、人を殺すことを仕事と割り切る事が出来る主人公の異常さを浮き立たせることなくこの物語が取り上げている、生きること、へ疑問を投げかけている。
 戦争の話だ、と一言で片付けるにはあまりにも深い。死への恐怖があまりない主人公への感情移入も難しい。その点においてこの小説は、楽しめる物ではないと思う。だが、他人の命、そして自分の体を軽視する傾向にある現代社会、特に若者世代と呼ばれる人たちに読んで欲しい。

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紙の本

装丁も内容も美しい本

2002/07/26 12:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:marikun - この投稿者のレビュー一覧を見る

これもまた不思議な小説ですが…、かなり好きです♪
時代も場所も特定されていないのですが、私の印象ではパラレルワールドの近未来の日本と言った
感じでしょうか?企業が戦争を行う世の中で仕事として、戦闘に参加するパイロットたち…。
人との関わりがとても希薄なようでいて、実は緊密な人間関係が構築されています。まったく個人的な
印象なのですが、なぜかとても懐かしい情景が描かれているような気がします(もちろんパイロット
だった事なんて一度もないのですが…(^^;)。装丁もとてもキレイで一見の価値ありの◎本です。

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紙の本

雲の中を漂うような。

2010/10/02 12:39

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かず吉。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

スカイ・クロラ。

映画を観る前に原作を読んでみようと思って読んでみた。

小説全体を覆う雲のような霧のような雰囲気。

そして、主人公の性格が影響しているのであろう、
諦めというか、気だるさというか、無関心というか、
そんな雰囲気が全体を覆っている。

まるで雲の中を漂っているような感じで、
小説の全体が見えなくて、よくわからないまま話は進む。

その主人公が唯一生き生きとしだして、それまでの
数十倍の速さで行動しているように感じるのが、
彼が戦闘機に乗り込んでいるとき。

確かに戦闘機にのっているから、速度はとにかく速いんだけど、
彼の思考ががらっと変わるのがとてもよくわかった。
優秀なパイロットなんだ。

文章の中にあらわれる、よく分からない言葉、
そして、一部だけ明らかにされている世界観。

読み始めたのだから、続編も読んでみて、
そしてその後で映像を楽しもうと思います。

今はただ、どんな世界なのかもっと知りたい!という
衝動が強く残っていて、なんか不思議な小説だなぁというのが
正直な感想です。

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紙の本

静かな物語。

2002/07/16 02:59

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:タカイチ - この投稿者のレビュー一覧を見る

森氏の作品なので、ミステリーなのかと思ったら、実は違っていた。
主人公は、戦闘機乗りで、軍隊に所属しているのではなく、「戦闘会社」につとめている。一人称でかかれているので、主人公の、淡々とした性格のためか、とても静かに、戦争とは思えないようなフインキでかかれている。
この性格も、読み進めていくウチに、理由があるとわかってくるのですが、
答えのない、終わりかたなので、(キルドレなど)読後感が、不思議な気がするが、この世界(人物設定や、世界観)は、おもしろいので、また、このような感じの、物語が読みたい気がする。

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紙の本

これってやっぱり愛なのか??

2002/06/24 20:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひとみんこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

なんたって表紙が素敵。青空。空好きの人必見。でもこの青空、孤独で淋しい気がする。そうこの本の全てをこの青空が表しちゃってます。話はとっても不思議。不思議な話なんてたくさんあるけど、最後で種明かしみたいに結末がわかるものが多い。でもこの話は別! 最後まで謎なものは謎。設定自体も謎。主人公も何を考えているのも謎(どうしようもなく孤独なのはわかるけど)。だからはっきりしないのが嫌いな人は嫌かも。でも文章がとても綺麗だし、読んだ人に意見を求めたくなる。私としてはラストに主人公のとった行動は愛なのかと思う。「愛してない」と言ってるけど、やっぱ愛ですよ。だってこの世に愛以外にこの行動を言い表す言葉はないと思うから。

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紙の本

表紙につられて買いました(笑)

2001/09/01 12:29

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:TAIRA - この投稿者のレビュー一覧を見る

 視力0・01のこの私でも、前方約5メートルから「あっこれは!」と思わせる装飾と、手に取らずにはいられない表紙の謎の言葉。「僕はまだ子供で、ときどき、右手が人を殺す。その代わり、誰かの右手が、僕を殺してくれるだろう。」ってこんなこと書かれたら気になるでしょ。私は気になり見事に購入してしまった作者の思う壷の人間です(笑)。
 内容はというと、そっちの方もなかなかの謎に包まれています。森博嗣の推理小説しか知らない人には、こういう謎は新鮮かも。犯人やトリックを解明するのではなく、登場人物自体を解明していくという感じです。主人公を取りまく環境、関わる人間、そして空へ飛び続ける彼自身。何もかもが謎で分からないことだらけ、でも最後まで読み進めると謎が解けるかも…。これだ! という答えは無いので、あれこれ自分で推理しながら読むのが楽しい一冊。

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紙の本

スカイブルーが綺麗

2001/12/28 11:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:くろこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

 著者の新境地ともいえる作品。これまでのミステリ作品にみられる独特のテンポやセンスはすっきりとまとめられ、より詩的な、美しい印象を受ける。主人公はパイロットであり、戦闘機や飛行場などが盛り込まれている設定は、著者本人の趣味が反映されていると思われる。
 いつもの探偵役がいるミステリものとは違い、その雰囲気は薄いように感じる。しかし、著者の持ち味は存分に発揮されていると思う。
 内容の前にまず本の装丁がインパクト抜群。遠くから見てもすぐにわかる表紙は、見ていると空を飛んでいるような気分にさせる。

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