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紙の本
ミトコンドリアはどこからきたか 生命40億年を遡る (NHKブックス)
著者 黒岩 常祥 (著)
ミトコンドリアはいかにして誕生したか。分裂を制御するリングの発見、共生における細胞内小器官の消失など数々の証拠から大胆に推論・検証。細胞に刻まれた生命の不思議、進化の謎に...
ミトコンドリアはどこからきたか 生命40億年を遡る (NHKブックス)
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商品説明
ミトコンドリアはいかにして誕生したか。分裂を制御するリングの発見、共生における細胞内小器官の消失など数々の証拠から大胆に推論・検証。細胞に刻まれた生命の不思議、進化の謎に迫る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
黒岩 常祥
- 略歴
- 〈黒岩常祥〉1941年東京都生まれ。東京大学大学院理学系研究科修了。現在、同研究科教授。専門は細胞科学。著書に「細胞はどのように生まれたか」など。
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紙の本
一流の研究者の経験を追体験し、学問や研究に興味を持つ切っ掛けに
2008/03/22 11:55
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:萬寿生 - この投稿者のレビュー一覧を見る
DNA等の分子レベルでの生物学は現在もっとも興味深い研究分野であろう。特に植物を研究材料にした分野では、日本人の研究者が世界的な業績を多くあげているようだ。この本の著者もその一人であるらしい。この一般向けの本からもそのことが窺える。内容が非常に充実している。
原始地球環境のもとで高分子が合成され、RNAからDNAへ、原核生物から真核生物へ、と生命発生の過程を描き、そのなかでミトコンドリアと葉緑体がどの段階でどのような生物からからどのような生物に取り込まれたのかを、現存する細菌類との類似性から解明した、研究成果が紹介される。そして、ミトコンドリアと葉緑体の遺伝子、DNA、分裂、遺伝のしくみの解明研究の過程、研究方法とくに可視化の技法、これまでに分かったこと、まだ分からないこと、が解説される。
このような本は、中学生には難しいかもしれないが、高校生くらいの年代の青少年には読んでもらいたい。一流の研究者の経験を追体験することによって、多いに刺激を受け、学問や研究に興味を持つ切っ掛けにして欲しいものである。発奮する材料になると思うのだが。
紙の本
著者の情熱の結晶がここにある
2002/08/23 16:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:瀬名秀明 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ミトコンドリアの分裂リングを発見した著者が、生命 40億年の進化の歴史を描き出す。丹念な観察の積み重ねが発見を促し、そしてそれが大きな生命観・自然観を生み出すのだということを、美しい分裂リングの写真が物語っている。著者が顕微鏡越しにミトコンドリアと向き合い、情熱を傾けてきたその長い歳月が、本書にはすべて注ぎ込まれている。