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紙の本
イスラームの「英雄」サラディン 十字軍と戦った男 （講談社選書メチエ）
著者 佐藤 次高 （著）
聖地エルサレムの奪還。全イスラームの悲願を背に、サラディンは起った。国際都市カイロの開発、十字軍との死闘…。中東の人びとの心に、いまなお生きつづける英雄の本格的伝記。【「...
イスラームの「英雄」サラディン 十字軍と戦った男 （講談社選書メチエ）
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商品説明
聖地エルサレムの奪還。全イスラームの悲願を背に、サラディンは起った。国際都市カイロの開発、十字軍との死闘…。中東の人びとの心に、いまなお生きつづける英雄の本格的伝記。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
佐藤 次高
- 略歴
- 〈佐藤次高〉１９４２年横浜市生まれ。東京大学大学院人文科学研究科東洋史専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院人文社会系研究科教授。著書に「中世イスラム国家とアラブ社会」。
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紙の本
真のサラディン像
2002/05/27 20:56
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者：マリオ・イグレシアス - この投稿者のレビュー一覧を見る
十字軍から聖都エルサレム奪還に成功し、
シリア沿岸部におけるファーティマ朝、セルジュク朝、
十字軍の長きにわたる抗争に終止符を打った人物サラディン。
アラブからもヨーロッパからも賢者、聖人、英雄として書かれており、
それゆえに彼の実像に迫ることは困難といわれます。
本書ではサラディンがどのような政治的、経済的、社会的状況のなかで
どのようにものを考え、行動したのかということを
同時代史料の分析を基にに明らかにし、サラディンの人間像に迫ることを試みています。
サラディンが築き上げた政治体制、支配したエジプトの社会と経済のあり方と
サラディンの生涯が密接に関連したものであることがわかるとともに、
十字軍の時代のシリア，エジプトの歴史の一端を知ることができます。
